空 白

振りたてる あなたの手が
何かを伝えよう と動く様
見ているけれど わからない
伝わらない あれこれに
焦れてしまうの ごめんねあなたには
すこしばかりの カタルシスをあげるわ

二人には 広すぎた
この隔たりが 言葉伝えず
見つめるだけ 沈黙が
埋め尽くして 寂しいわ
一人にしても いいでしょわたしには
涙の数の イノセントが必要よ

空の腕で 何かを抱くように
包み込んで見せるけれど
温もりはない はらはら舞っては落ちてく

ほんのすこし 押しやった関係
いったいどんな 名前をつけるの
消えてしまう 身体はもう解けてなくなったわ

切り裂いてく その指の先
投げつけられても 受け止められずに
互いの傷 見ないふりでかわしてゆく

聞こえない 唇は
残像さえ 残せない
伝えられない ものばかり
積み重ねても まやかしよ
とおくなる背中にはしるノイズ痛い
ごまかし連ね メランコリに換える

閉じられた 扉まで
たどりつくには あと何歩
必要なのか 考えても
堂々巡り 動けない
呼吸だけが 時計の針進めて
もうけして戻らないサイレントを刻む

空の心 見つめていたくない
逸らし続けてるだけよ
時が過ぎれば バラバラのピースつないで

ギクシャクした 笑顔を浮かべて
何もないこの 空間を白く染め
真新しい キャンバスに次の絵描いてゆく

虚ろな夢を 手のひらで混ぜて
偽りだらけの 明日を紡いでゆく
なにかあるはず 見たい夢はそれだけよ

  * * *

ふりたてる あなたのてが
なにかをつたえよう とうごくさま
みているけれど わからない
つたわらない あれこれに
じれてしまうの ごめんねあなたには
すこしばかりの かたるしすをあげるわ

ふたりには ひろすぎた
このへだたりが ことばつたえず
みつめるだけ ちんもくが
うめつくして さびしいわ
ひとりにしても いいでしょわたしには
なみだのかずの いのせんとがひつようよ

からのうでで なにかをだくように
つつみこんでみせるけれど
ぬくもりはない はらはらまってはおちてく

ほんのすこし おしやったかんけい
いったいどんな なまえをつけるの
きえてしまう からだはもうとけてなくなったわ

きりさいてく そのゆびのさき
なげつけられても うけとめられずに
たがいのきず みないふりでかわしてゆく

きこえない くちびるは
ざんぞうさえ のこせない
つたえられない ものばかり
つみかさねても まやかしよ
とおくなるせなかにはしるのいずいたい
ごまかしつらね めらんこりにかえる

とじられた とびらまで
たどりつくには あとなんぽ
ひつようなのか かんがえても
どうどうめぐり うごけない
こきゅうだけが とけいのはりすすめて
もうけしてもどらないさいれんとをきざむ

からのこころ みつめていたくない
そらしつづけてるだけよ
ときがすぎれば ばらばらのぴーすつないで

ぎくしゃくした えがおをうかべて
なにもないこの くうかんをしろくそめ
まあたらしい きゃんばすにつぎのええがいてゆく

うつろなゆめを てのひらでまぜて
いつわりだらけの あしたをつむいでゆく
なにかあるはず みたいゆめはそれだけよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

<応募用> 空 白

「なにもない」がテーマです。

閲覧数:98

投稿日:2011/01/01 17:28:07

文字数:1,354文字

カテゴリ:歌詞

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