霧のヴェールが包む
微かな声を聞きながら
たおやかに染まりゆく日々を
かざした四角い窓

キンモクセイが咲いた
暮れなずむ空の色を抱いて

あなたが教えた香りは
出会うたびにぼくを揺らし
深い湖(うみ)に沈ませてた
言葉のカケラが浮かぶ

宵の両手が攫(さら)う
どこかで見たはずの景色
少しずつ色褪せる記憶
時の砂が流れる

キンモクセイが落ちて
枯れた風は冬を連れてくる

あなたが教えた香りは
出会うたびにぼくを揺らし
深い湖に沈ませてた
懐かしい歌が浮かぶ

あなたが見つめる未来(さき)には
ぼくの影は映らなくて
絡む糸は途切れていた
結ばれないまま過ぎる

いつか朽ちてゆく糸が
ぼくの息を濁すけれど
それでもまた歌うだろう
あなたに手を振る
ここで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ノスタルジック・セレナーデ(曲付)

monkey_mitchyさんの歌詞募集用に書き上げました。
http://piapro.jp/content/m9q1pm3bon09qwzk

香りの記憶って、思ったよりも深く根付きますよね。


◆10/6
採用されました。
http://piapro.jp/content/3bppla5pt6jehcxo

・10/9
歌詞決定稿

閲覧数:409

投稿日:2011/04/02 12:29:47

文字数:331文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント4

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  • monkey_mitchy

    monkey_mitchy

    使わせてもらいました

    遠野音さん♪

    サビの2箇所「あなたの教えた香りが」にして、アップしました。
    お暇な時に聴いておいてください(*^_^*)
    (歌詞は、ココにリンクさせていただきました。)

    不備な点がありましたら、ご連絡ください。
    (可能な限り、修正致します。)

    素敵な歌詞をありがとうございました(*^_^*)

    2009/10/08 00:03:47

  • monkey_mitchy

    monkey_mitchy

    ご意見・ご感想

    こんばんは、遠野さん!
    許認可、ご連絡ありがとうございます。

    というか、よろしくお願いしますね(*^_^*)

    そのままの歌詞で、曲の方はミクの歌のせ含めて、90%仕上がっています♪
    正直、かなりこの詞は気に入っていますし、メロディに合うと自負しています(^^)

    単調な曲ですし、誰でも歌えるように1オクターブの範囲内で仕上がっているメロディなので、
    ミクさんにしては、少しキーは低めです(^^;

    早速、歌詞の件ですが、ご存知の通りサビ(?)の部分が4回あります。
    サビの頭の行の末尾について、間延び防止と母音統一(ア)で、
    若干の強調を図りたいと思っています。
    詳細は、下記の通りです。

     あなたが教えた香り[ は or が ] ・・・ 1番,2番共

     あなたが見つめる未来(さき)に[ は ]

     いつか朽ちて[ ゆ ]く糸が

    [ ]の中が追加したい該当箇所です。
    許可を!(^_^)

    2009/10/06 21:57:56

  • monkey_mitchy

    monkey_mitchy

    ご意見・ご感想

    こんばんは、遠野音さん!
    monkey_mitchyです♪

    この度は、本投稿作品の歌詞を採用させていただきたく、お願いにあがりました。

     http://piapro.jp/content/m9q1pm3bon09qwzk

    もし、使用可のお返事をいただけましたら、微調整のためご相談したいことがあります。

    よろしくお願い致します(*^_^*)

    2009/10/06 18:42:56

  • monkey_mitchy

    monkey_mitchy

    その他

    初めまして、遠野音さん!
    monkey_mitchyと申します。

    この度は、「ノスタルジック・セレナーデ(仮題)」へ歌詞を応募いただき、
    ありがとうございます(*^^*)

    特に注意点の告知をしていなかったにも関わらず、
    キーとなるイメージや時刻の流れを考慮して、
    歌詞を構成して下さっていること、とても感謝しています。

    1、2番双方共、短いBメロ部分からサビの出だし部分にかけて、
    遠野音さんの自己創作したキーポイントが隠されているようですね。

    キンモクセイの花言葉は、
    「謙虚」「謙遜」「真実」「真実の愛情」「初恋」「気高い人」「陶酔」

    このBメロ→サビ頭から想像(勝手な想像)するだけでも、
    まず男性視点であり、今現在同様の季節(秋)に、
    花の香りを教えてくれた年上の女性への「初恋」とその記憶。
    時も季節も流れても、心の奥底に止め置くだけの、実ることのない恋。
    (捉え違ってたら、また教えて下さい。)

    とにかく、「恋」や「愛」といった言葉を直接的な一言句を使わず、
    花とその香りで表現していることが、予想だにしなかったことで、
    とても素晴らしいと感じました。

    詞全体を通して、比喩表現が巧く使われていて、
    欲しいと思っていた曖昧さも感じとれました。

    私情により、現在、ボカロ歌入れなどの作業ができないので、
    選考まで暫くお待ちください。


    P.S.
    本来は絵描きさんということなので、文才にも丈けている面に驚いているのですが、
    イラストも何点か拝見しました。

    本当に素晴らしいと思います。(アナログ絵描きとして、秀逸作品多数なのでは)
    是非、既作曲にイラストを描いていただきたいと思ってしまうほどでした♪

    2009/10/02 04:44:13

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