群青のビル影に 急かされるような足並み
床には不釣り合い 蛍光色マーカータイル
星屑のネオン棟 我先にと人を誘う
虹色の反射光 映る瞳はどう視える?
霞掛かる曇り空 そこで流れ星を探すように
ぼやけて判らない 鈍色の景色を瞳で追う
パレットには乾いた絵の具だけが散らばる
手持ちぶさた 宙に浮いた筆先
心のキャンパスに描いたフリしないで
やる気が零れる前に筆を回そう
点滅中青信号 急かされながら駆け込み
行き交う人と擦れ合い 気付かず携帯フル稼働
寂れたシャッター街 芸術気取りのペイント
血の気の引いた赤色 場違いにしか見えない
首筋に感触 デコボコ道路を藍色に染めて
水溜まり映る顔 ぎこちないにらめっこをしていた
瞼の裏の海 薄暗い夢の中
自己満で満たされた水面の底
頭の設計図 順序もあったもんじゃない
遅刻をする前に飛び出そう自分で
混ざり合う色 調和も気にせずにいたら
筆先は鈍色 真黒になる前に洗い落とそう
パレットには無数の絵の具を用意していた
幼い自分の目線を思い出して
キャンパスからはみ出そうなくらいの勢いで
描き出した景色をいつか見に行こう
瞼を開けば空 雲間から射した陽が
映し出す景色はこんなにも綺麗
勝手に決め付けた見え方が変わり出す
そんなきっかけは些細なモノなんだから
鈍色ランドスケープ
煎茶(sentya)氏の5/2付け投稿作品「タイトル未定【歌詞募集中】」[http://piapro.jp/content/yqxecu3oxy4cb1rn]よりインスパイアされて書いた歌詞です。
・ピアノとドラムとギターのかなりエッジ効いた楽曲で、切な気でありながら強い意志の感じとれる雰囲気を持った印象を受けたので、攻撃的というか不特定多数に問い掛けるような内容で作成しました。
・テーマは「怠惰な日常」を主に前半メロ部分を考え、そんな部分から打破したいと思う心情を比喩的に表したサビにしました。
・普段の構成の仕方とは別に、煎茶氏の出したキーワードである「色彩」を意識して歌詞内に盛り込むという実験的なやり方をしています。
・この歌詞を書いていて気が付いたのですが、自分は人の気の持ち具合を天候に例えて表現するのが好きなんだな、とか思ってしまいました。
・タイトルは簡単に直すならば「灰色の景色」です。鈍色とは「にびいろ(もしくはにぶいろ)」と読み、濃いねずみ色・薄墨色とも言います。喪服として用いられた色…みたいです。ランドスケープ(=landscape)は日本語で「景色」の意を示します。一般的にはビュー(=view)やシーン(=scene)といった単語を用いますが、語感的にランドスケープにしました。自分の生きている世界が色すら興味が出なくなってきた世界だ、という事を示すようなタイトルにしました。
*前のバージョンに歌詞の読み仮名を置いておきます。
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mothy_悪ノP
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