遥かな時の流れ
つらつら揺れて
何時ぞやの記憶を
廻る(めぐる)私の夢

月影 川の水面(みなも)
掛け橋通りて
首長く待ち望み
誰(た)を想う人

「色濃く滲む哀(あい) 愛し人は
探せども行く当ても分からぬまま」



さすれば其のお人を
共に探そう
人出が増えたなら
容易く見つかろう

東に西に進み
山谷を越えては
道行く人々 訪ねて
彼(か)の元へ

辿り着きし里で 愛し人と
もう直(じき)に逢うことが出来るだろう



見つけた愛し人は
命を終えて
この地の何処(いづこ)にも
居る訳は無かった

泣き崩れた痛みの
傷は深く残り
伝う涙を最後に
それも消えた

後(のち)に幾度 掛け橋を過ぎても
そこに待ち人の姿は見えない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

和風歌劇

煎茶(sentya)様の(http://piapro.jp/content/opjahklckud6vjl2)
曲に詞をつけさせていただきました。

仮タイトルの和風歌劇はそのまま使わさせていただいております。

最初にこの曲を聴いたとき何故か「これは妖だろ!」と、勝手に思いました。
そして、仮タイトルの「歌劇」というところで、
テーマは「妖の物語的曲」に決定!!(オイ


<物語の内容(大体こんな感じ;;)↓↓>


女は昔のことを思い出している。もしくは昔の夢を見ている。

~回想~

少女時代の彼女が橋を通ると女が立っていた。少女は女に何をしているのかと尋ねる。すると女は、人を探しているのだと答えた。
その人は女にとって愛しい人。女はとても悲しそうだった。

優しい少女は一緒にその人を探す旅に出ることにした。色々探しまわり人に尋ね辿り着いたのはある人里。これで女も愛しい人に会える。そう少女は思った。

しかし、その人はとっくのとうに死んでいた。もう何処にもいない。その事実に女は泣き乱れ、延々と泣き続ける。

次第に聞こえなくなるすすり泣きに少女は女がいるほうを見た。そこにはもう何も無かった。本当に綺麗さっぱり無くなっていた。残ったのは地面に残された涙の跡だけ。

最初に女を見た橋の近くを何度見にいっても、もう二度と女を見ることはなかった。


<終>


結局、女は妖です(ろくろくび・・?)。
昔また会おうと約束をした男をずっと待っていたけど、男は旅に出たままそのまま人生を終えてしまった。
女は妖だから年を取らないし死なない。男が死んだことも知らないままずっと待っていた。

ずっと待って、ずっと待って、ずっと探して、探し続けてようやく逢えたと思った男は他界。
「愛していたのに」というやるせなさや、寿命の短い人間に恋をしてしまったことへの後悔などが色々渦巻いて、
涙が溢れ耐えられなくなってそのまま何処かに消えた。


物語の裏側設定はこんな感じです。
長くてすみません;;


江戸時代以前・・・・にできてますでしょうか?;;


こんな、詞を書くことが出来て楽しかったです!!
煎茶(sentya)様、ありがとうございました!

アドバイスや改変してほしいなどありましたらぜひお願いします!

閲覧数:201

投稿日:2009/10/17 22:06:42

文字数:319文字

カテゴリ:歌詞

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