次に会えるのはいつ? 尋ねられ答えれず
俯いたまま手を振ったやがて汽笛が鳴る

風景が流れていく 彼女の姿も消え
そして二人を引き裂いた汽車は軋み行く

二度と戻る事は無い 言いそびれた言葉
汽車の進む音へと言い訳は消えていった

見知らぬ風景が見える 知っていて知らない土地へと
待つのは記憶に無い風景何も感じない場所

駅を出て見渡した ビル群に囲まれたこの場所
あこがれていたはずなのにいつの間にか伝う涙


別れの手紙をもう 読んでくれただろうか?
出来る限り精一杯の言葉を詰めたつもり

許してもらえるとは 思ってはいなかった
うらまれるならそれでいい忘れられてしまうより

傷跡を女々しくもなぞるような日々に
嫌気がさす日常今はもう慣れ始めた

あれからどれほどの時がたったか分からなくなる
もうずいぶんと前に思える少し前の事にも

知らなかったはずの土地 地図はもう描かれ
今まであったはずのモノ達上書きされて消え行く


踏み切りの前で汽車が過ぎ行くのを待ってる時間
汽車の隙間に見えた懐かしい景色に感情が揺れ

気づけばいつもどこかに探していたあの記憶達
思い出や名残や似たものがどこかにないだろうかと


慣れたと言い張る心 否定するどこかの自分
大丈夫だと虚勢を張って生きていくのに疲れた

気づけば汽車に乗って あの頃の自分とは逆に
今は懐かしい風景を探し窓の外を見る

上書きされたはずの 地図は青々しく戻って
あんな事もあったと思い風景なぞり続けた

よく知った土地のホーム気づけば頬を伝う涙
置いていったモノ失ったモノに漸く気づいた

---------ひらがな----------

つぎにあえるのはいつ たずねられこたえれず
うつむいたままてをふったやがてきてきがなる

ふうけいがながれていく かのじょのすがたもきえ
そしてふたりをひきさいたきしゃはきしみゆく

にどともどることはない いいそびれたことば
きしゃのすすむおとへといいわけはきえていった

みしらぬふうけいがみえる しっていてしらぬとちへと
まつのはきおくにないふうけいなにもかんじないばしょ

えきをでてみわたした びるぐんにかこまれたこのばしょ
あこがれていたはずなのにいつのまにかつたうなみだ


わかれのてがみをもう よんでくれただろうか?
できるかぎりせいいっぱいのことばをつめたつもり

ゆるしてもらえるとは おもっていなかった
うらまれるならそれでいいわすれられてしまうより

きずあとをめめしくもなぞるようなひびに
いやけがさすにちじょういまはもうなれはじめた

あれからどれほどのときがたったかわからなくなる
もうずいぶんとまえにおもえるすこしまえのことにも

しらなかったはずのとち ちずはもうえがかれ
いままであったはずのものたちうわがきされきえゆく


ふみきりのまえできしゃがすぎゆくのをまってるじかん
きしゃのすきまにみえたなつかしいけしきにかんじょうがゆれ

きづけばいつもどこかにさがしていたあのきおくたち
おもいでやなごりやにたものがどこかにないだろうかと


なれたといいはるこころ ひていするどこかのじぶん
だいじょうぶだときょせいをはっていきていくのにつかれた

きづけばきしゃにのって あのころのじぶんとはぎゃくに
いまはなつかしいふうけいをさがしまどのそとをみる

うわがきされたはずの ちずはあおあおしくもどって
あんなこともあったとおもいふうけいなぞりつづけた

よくしったとちのほーむきづけばほほをつたうなみだ
おいていったものうしなったものにようやくきづいた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

手紙

気づかないうちに無理をしていて
気づいた頃には手遅れで
でも忘れてはいなかった。
そんな頑張りやな日本人に有りがちな話を詩にしてさせてもらいました。

歌詞のほう字余りなどで歌わせ方が分かりにくいと思われますので
採用された際にはより分かりやすく
ひらがなを加筆修正させて頂きたいと思います。

閲覧数:216

投稿日:2011/02/13 23:32:07

文字数:1,506文字

カテゴリ:歌詞

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  • つきのP(きつつきのわ

    つきのP(きつつきのわ

    ご意見・ご感想

    Mertonさま

    こんばんは。つきのPです。
    このたびは歌詞のご応募ありがとうございました。
    今回は誠に残念ながら採用に至りませんでしたが、
    またの機会のご応募をおまちしております。

    2011/02/19 22:31:58

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