”天の香具山” 小さき手が伸びる
かるた遊びは 去年にて飽き給いし 

赤い御手玉 放った手が翻る
手毬遊びは 一昨年に飽き給いし

稲穂が挙りて 違う棚埋めたり
刈らるれば違う道 千重に積まれり

葛の葉の 今散りぬれば 散り過ぎ
鹿の朝臥し寂し 
白む腹ぞ
園の中にありこせぬかも

(間奏)

天の加久矢は 牡鹿を射るものぞ
天津神々 憩いては 楽給う

楽師が挙りて
閼伽の棚 埋めたり
候えば 違う音 千重ぞ八重八重

葛裏風 今吹きたち吹き過ぐ
鹿の朝臥し寂し 
白む腹ぞ 抱えたりていとど侘び鳴く 

経ちぬれども 秋暇にて
八百万の神々床間尽きて 臥い伏す

玉かぎる畝日の山の橿原に
緋縮掛からん

葛の葉の 今散りぬれば 散り過ぎ
鹿の朝臥し寂し 
白む腹ぞ
園の中にありこせぬかも

葛裏風 今吹きたち吹き過ぐ
鹿の朝臥し寂し 
白む腹ぞ 抱えたりていとど侘び鳴く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【KAITO】秋暇(あきいとま)【落選してますが、音のせしていただきました】

古都氏作曲作品への応募用テキストです。他に解説とフリがなつきもアップしております。
http://piapro.jp/content/?id=ug6ukk1itfhh4hjm&cdate=2009-10-06%2002%3A01%3A18

簡略に言うと内容は「昔の日本の神様たちが、現代の民家に勝手に上がりこんではごろ寝したり、遊んだりしてるね」という他愛ないものです。(訳テキストもあります)
大変難解なテキストになってしまったため、採用はないだろうと考えておりますがあの曲にこんな情景を見た人がいますよ、という覚書きです。

閲覧数:158

投稿日:2009/10/06 22:20:53

文字数:393文字

カテゴリ:歌詞

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