閉じられた空
 わずかにもれる光りへ 手を伸ばした
 羽がない私にできるのは 「いつか」思うことだけ 

 開かれた空
 目もくらむ摩天楼で 手を繋いだ
 私を抱いてる 貴方の背中に 鋼鉄の羽

「いつかあの空飛び超える」と
 他愛もない幼い言葉
 鋼鉄の羽を翻し
 鳥さえ消えた空を飛ぶ
 
 ふさがれた空
 有限世界の果てに 手を伸ばした
 冷たい感触は大地と同じ 無機質世界

 いつかあの空越えられると
 信じていた幼い思い
 無残に打ち砕かれた羽
 冷たく笑う 空遠く 消える
 

「いつかあの空越えていこう」
 幼い日に結んだ小指
 地面に縫い付けられた今
 飛ぶことない赤い羽を 繋ぐ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

鋼鉄の羽(仮)

えこまるさんの、タイトル未定(ギターロック)に歌詞応募させていただきました。
http://piapro.jp/content/za41myawe4wl5daa

硬質な冷たい音だったので、近未来の管理世界を想像。で、そこから逃げ出そうとする二人の物語、みたいなかんじです。
タイトルセンスにかけるので、仮題。歌詞が曲負けしている印象はいつものこと……ですね。
文字数は合わせているつもりですが、改変されてもまったくかまいません。
しかし、歌詞応募ばっかりしてるなぁ……。この状況はどうにかしないといけないかもしれない。

閲覧数:163

投稿日:2008/12/18 23:52:34

文字数:301文字

カテゴリ:歌詞

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