夢を見た　君が隣で笑っている景色
一緒にいればいるほど　近くに寄れないから？
高望み…　君の隣は誰もいなかったから
キミを知れば知るほど　僕は僕の首を…

もがく指の爪に詰まる
真っ黒なかけらを見て
キミの近く　ずっとそばを
今も諦めずいること

ねぇ　水道水で　そぅ　流したとしても
見えなくなるだけ…　消えずに

灰色に流れる世界が　ふたりだけのものならいいのに
そんなこと思ってしまえば　ボクの足元が沈んでゆく
落ちてきそう　この重い空がボクの心を映してる
いっそのこと想い尽くして　この恋よりも深くに埋もれたいよ

まどろみに　強く抱かれて　意識を取り戻す
忘れていたボクの空　網膜に高く映る
夢を見ているかのように　キミがほおを濡らす
距離を知れば知るほど　首のあとが痛く…

もがく指の爪に詰まる
真っ黒のかけらはそのまま
キミを近くずっとそばで
汚した手のぬくもり　感じて

ねぇ　名前を呼んで　すぐ　消えるとしても
刻み合いたいよ

許して

灰色に流れる世界は　ふたりだけのものでいいと言った
君の声がハウリングして　ボクの足元を消し去ってゆく
落ちてきたあの重い空は　ボクの心の底で割れ
一層濃く想い尽くして　この恋より深くに　沈んでゆく

刻み続けるんだ
君のココロに

灰色に流れる世界は　ふたりだけのものだと笑った
君の声がハウリングをして　ボクの頭上に雨をそそぐ
濡れるのも構わずに強く　抱きしめてくれた腕のぬくもり
「あったかいね」　絞るような声と涙が流れる音

ねぇ…　聞こえてる？