小さな穴を通してだけ
きみの感触 手の温もり
感じられるよ それがぼくの
きみのすべて
生まれた場所が違うだけで
二人の間隔てる壁
それが"運命"だと言うなら
世界の神は知ってるんだ
ぼくらの絆 その深さを
ぼくは見つけた 壁に開いた小さな穴
向こう側まで 通じているゆいつの道
聞き慣れたきみの声
ぼくの手に重なる手
小さな穴を通してだけ
きみの歌声 綺麗な声
聞こえてくるよ それがぼくの
きみのすべて
"大きくなった" そう云う君
細く冷たくなる君の手
それが一年 変わらぬ距離
世界に神が居るのならば
酷い人だよ 涙が出た
ぼくは知ってる 壁向こうは地獄なんだ
食べるものさえ 手に入らず苦しんでる
嗄れているきみの声
ぼくはただ手を握る
小さな穴を通してだけ
きみの感触 手の温もり
感じられるよ それがぼくの
きみのすべて
塞がれた穴 触れることも許されない
二人隔てる 壁の前で泣いて泣いて
きみの名を呼んだけど
届かない聞こえない
小さな穴を通してだけ
きみの存在 感じられた
きみは遠くへ 逝ったけれど
変わらないよ
きみのすべてが ぼくのすべて
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