じわり ほろ苦く染められた心 低温火傷
線上を伝うように揺らいで あなたに続いてる
去年の今頃に出会った時は 憧れに近い『好き』くらいだったの
伏せた長い睫毛 穏やかな声 向かい合って見上げる それでよかった
分かっていたの 私はずっと 皆の中の一人のままと
叶うことさえ望まない恋 これじゃ独り言ね
いつからか燻ぶっていた心 そっと燃え広がった
『愛してる』 そう気付いたところで 敵わぬ恋なのに
あなたを知りたくて届きもせずに ガラス越しの舞台を眺め続ける
萎んではまた膨らんでいく 飛ぶことのない風船のよう
抱えきれない想いがふわり 残る鈍い疼き
報われる事なんて望まない だけど心焼けつく
私よりあなたのこと知ってる 誰かがちらついた
いつまでも出口のない輪の中 迷い続けるように
その声にただ微笑み応える 明日も明後日も
「いつか会えなくなるのだから 今は側にいさせて」
ありふれた言葉で抑え込んだ 私の独り言
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