―アタシハダレ?―
ふと呟いた 問い掛けは闇に融けた
誰も居なくなった校舎の中でひとり
茜色射す窓を眺め 佇む
何時から此処に存在して何の為に存在するのか
這い寄る陰は酷く仄く 哀しい
追憶の彼方から
呼び覚ますのは誰そ彼か
揺蕩う髪は燃えて
眸の奥の闇を照らす
嘯く聲が聴こえていますか
落とした視線の先
消え入りそうな程に青白く
冷たい指が小さく震えた
誰も来なくなった教室の隅でひとり
ただ明くる日を待ち続けて 微睡む
どんな意味を負って何を以て終えるか
散らばる思考継いで接いで 虚しい
妄想の類なら
夢で遭うのは誰そ彼か
移ろう刻は揺らぎ
輪郭を暈し胸を濁す
叫んだ聲は届いていますか
静まる孤独の中
褪せた記憶を手繰る様に
唄を歌うの 翳りゆく世界
―アタシハダレ?―
答えはなくて 何ひとつ解らぬ儘
伴なう傷を抱いて
目蓋の裏の闇を探る
囁く聲を憶えていますか
無惨に打ち払って
この空間に立ち尽くした
あたしを呼んで 囚われた世界
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