流れ落ちた 通る雨音
どこかで聞いた 歌を呼ぶ
滑り落ちる 窓を伝う雨を
いつかの自分なんか 重ねて見ていた
窓を開けて空を 見上げてみた夕暮れ
曇り空の隙間 薄い月が覗いた
夜の足音に寄り添って 過ぎる時間を眺めていたら
星が瞬くの見送って 涙なんかもう忘れてたの
歩き出した町を 染め上げた雫から
廻り芽吹く春に 初めて気が付いたの
風の囁きに誘われて 暗い小部屋を抜け出してきた
願い事かごに詰め込んで 誰も知らない旅をしよう
群青の世界 淡く包んで
私はそっと一人 駆け出していくの
風の囁きに誘われて 暗い小部屋を抜け出してきた
願い事かごに詰め込んで 誰も知らない夢を見よう
泣き止んだ空澄みゆき 月灯りを落とす
ささやかに今 どこまでも夜を越えて
*
ながれおちた とおるあまおと
どこかできいた うたをよぶ
すべりおちる まどをつたうあめを
いつかのじぶんなんか かさねてみていた
まどをあけてそらを みあげてみたゆうぐれ
くもりぞらのすきま うすいつきがのぞいた
そるのあしおとによりそって すぎるじかんをながめていたら
ほしがまたたくのみおくって なみだなんかもうわすれてたの
あるきだしたまちを そめあげたしずくから
めぐりめぶくはるに はじめてきがついたの
かぜのささやきにさそわれて くらいこべやをぬけだしてきた
ねがいごとかごにつめこんで だれもしらないたびをしよう
ぐんじょうのせかい あわくつつんで
わたしはそっとひとり かけだしていくの
かぜのささやきにさそわれて くらいこべやをぬけだしてきた
ねがいごとかごにつめこんで だれもしらないゆめをみよう
なきやんだそらゆみゆき つきあかりをおとす
ささやかにいま どこまでもよるをこえて
はじまりはいつも何気なく
ko_toさんが歌詞を募集してらっしゃる楽曲への応募作品です。
(楽曲はコチラ→http://piapro.jp/content/31yir4swofn6e6i3#)
落ち着いた雰囲気が和む楽曲です。
それでいて、どこか何か、内側から溢れさせる何かを感じさせるメロディ展開で。
全体的にしっとりとした空気がルカさんにピッタリですね。
楽曲を聴いて最初にイメージしたのが「雨」「雨上がり」「湿ったアスファルト」でした。
雨を受けて濡れて。だけど、陽が照らせば美しくて。
悲しいだけじゃなくて、雨はいつか止むし夜には朝が来るように。
仄かな優しさを頼りに、閉じこもっていた心から歩き出していくイメージで書きました。
どこかノスタルジックで和の香り・・・というイメージとはズレているかもしれません。
もろ「和」って感じの雰囲気の歌詞は合わないだろうと判断したので、
カタカタや英語を使わずに、造語もなくきちんとした日本語の文で構成することで「和」っぽさを。
楽曲全体に漂うノスタルジックな感じと、誰もが一度は経験したことがありそうな情景で、
「いつか経験したことがある」ような、そんなデジャヴュ感をノスタルジック要素にしたつもりでした。
わかりにくいところ・改変希望、その他質問や希望等ございましたら、気楽にご連絡ください。
素敵な楽曲をありがとうございました><
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