風の吹き抜けてく 小さな丘に独り立つ
誰も来ない場所で 君を待ってる いつまでも


寄り添う樹には 去る街の証
誰の目に映る ことの無い少女

数え切れぬほどの 季節見送る 今日もまた
かつての記憶さえ 砂粒のように 手を抜けた

何故私はここに?
どうして見えないの?
それでも私はここにいたい
繰り返した問いも
涙が出なくても
季節が私を置き去っても・・・


「君は誰なの?」 ある日来た子ども
初めて私を ヒトの目が映す

彩られる景色 過ごす季節を 今日もまた
手を取る事さえも 出来ないけれど 暖かい

時を止めた私
時を重ねる君
近づく二人の距離 触れたい
抱き締めた空間
感じない温もり
それでも同じ時過ごしたい


透けていく身が 終焉を告げる
最期なら一度 涙拾いたい

触れた雫の知る 私がここにいる理由
君が来たこの場所 追憶の果て 交わされた

ありがとう 約束
守る為に此処へ
遠い遠い昔 時越えて
ありがとう 私に
その瞳に映し
また再び愛をくれた事

ありがとう 大好き
お願い泣かないで
君の笑顔こそが宝物
ありがとう さよなら
最期の瞬間も
君の温もりを抱きしめてる


風の吹き抜けてく 小さな丘に独り立つ
誰も来ない場所で 君と会う日を 夢に見て

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

陽炎

Caloさまの『「陽炎(仮名)」』に歌詞を応募させていただきました。
http://piapro.jp/content/obdet5t78hobla2p

「必ずここに帰るよ」そう言ったあなたは誰?
そんな台詞がぼっと浮かんで出来た詩
前に作った詩を大改編してできました
一度はやってみたかった、幽霊との小さな恋
そんな感じをイメージしました。

閲覧数:229

投稿日:2009/04/21 20:38:38

文字数:545文字

カテゴリ:歌詞

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