渡り鳥
渡り鳥は羽を休め
久しぶりの景色に囀(さえず)る
休める場所など誰も探せない
街並へと何か落ちる
「もう誰も縛り付けないから」貴方の言葉が
僕の両手に突き刺さる 杭に変わる
もうどこにもいないのにな
そしていつか僕の命
惜しくないと貴方に泣こう
優しいその手で縛り付けてほしい
そしていつか時が進み
貴方の影失っても 大丈夫だから
僕は生きて行けるんだ
空の遥か高く強く羽ばたく 渡り鳥みたいに
しばらくぶりには変わりすぎた街
視界にふと 何か落ちる
もう誰も縛り付けないから貴方もいないの
僕の両手を突き抜けた 穴がふたつ
あの日の笑顔掬い そして零すよ
いつか きっといつか
力強く空見上げて
南へ帰っていく悲しみを送ろう
もしも僕の 今が過去が
幸せだと言えるなら
貴方はどこかで泣いてて
離れたくないと思うほど遠ざかる季節
ただ立ち尽くすことだけしかできない僕
朝日の包む悲しみはやがて雨に変わって
羽を濡らして眠るだけ
だけど僕は生きて行って
生きたいって息をする
不自然なほどに
自然に生きてく
羽を広げ 空に歌い
いつの間にか晴れ渡る
あの空の向こう
また飛び立とう
いつでもどこでも僕は歩けるよ
貴方といられたから
渡り鳥
ko_toさん「歌詞募集!!お願いします!」応募用
→http://piapro.jp/content/3pxf7fir42u9ddqk
が、選外でしたので没作です。
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ピノキオPの『恋するミュータント』を聞いて僕が思った事を、物語にしてみました。
同じくピノキオPの『 oz 』、『恋するミュータント』、そして童話『オズの魔法使い』との三つ巴ミックスです。
あろうことか前・後篇あわせて12ページもあるので、どうぞお時間のある時に読んで頂ければ幸いです。
素晴らしき作...オズと恋するミュータント(前篇)

時給310円
歩いてきた道が
冷たくなった気がして
空見上げるために
走り出した
思った通りの雨
息切れしない速さで
濡れた髪だけを
気にしてる
離れたリアルに
守られながら...鏡Feat.初音ミク

drop of dew
8月15日の午後12時半くらいのこと
天気が良い
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
することも無いから君と駄弁っていた
「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら
君はふてぶてしくつぶやいた
あぁ、逃げ出した猫の後を追いかけて
飛び込んでしまったのは赤に変わった信号機
バッと通ったトラックが君を轢き...カゲロウデイズ 歌詞

じん
深い深い森の中
ボロボロな旅人は
その身を休めるために
この地を訪れた
涙は出てないけど
心は疲労していた
何にも癒されない
森の中でさえも
痛みの最後はゆっくりと
落ちていく夢...旅人よ

ほむる
【あいどら ~相棒と走るあたしの最高ドライブのうた~】
待ちかねた どっぴーかんだ
コンディションは ぜっこーちょーだ!
レトロなミスター ニクいバディさ
夢とワクワク マンタンで
Ready GO! 風を駆けてく ワインディングロード
最高! 相棒!! さあどこ行こう!!
ウィンドウの向こう...あいどら ~相棒と走るあたしの最高ドライブのうた~ 【歌詞応募作】

杉春
6.
出来損ない。落ちこぼれ。無能。
無遠慮に向けられる失望の目。遠くから聞こえてくる嘲笑。それらに対して何の抵抗もできない自分自身の無力感。
小さい頃の思い出は、真っ暗で冷たいばかりだ。
大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
だけど、誰も私の歌なんて聞いてくれなかった。
「...オズと恋するミュータント(後篇)

時給310円
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