手袋嵌めた手のひら
今年も寒い季節が巡る
星がよく見える理由(わけ)も
あたしは少しも知らないまま

街灯の灯りが あたしの背を
照らして小さな影を落とす

遠くに聴こえるクラクション
微かに響いて鳴り止めば
辺りは静けさ取り戻し
あたしの歩く音だけがして

点滅を繰り返す信号に
歩みを合わせて口ずさむ歌は
昔よく聴いたお気に入りの歌
月夜の路上に響く

空き地の横にあるフェンスに
小さく開いた穴を黒猫が

とことこ歩いて向こう側
闇に溶け しじまに吸い込まれ
あたしも潜ろうと手をかけて
飛び出した針金で傷つけた
 
人工の灯りも鳴りを潜めてる
夜空の灯りだけが
あたしの紅い指を照らし出す
痛みさえ忘れて 空に見惚れる

このまま夜は続いて行く
日はまた昇らず 夜空には
煌々たる星の輝きが
途切れることはなく煌めいて

うだるような暑さに目を覚ましてみれば
真夏の日差しが窓を叩くよう燦々と降り注ぐ
指先を愛猫 甘噛んでいた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

_winter 歌詞

http://piapro.jp/content/k4jp3n2tc6qjp7xs
こちらの曲の歌詞になります

閲覧数:247

投稿日:2009/06/29 18:18:29

文字数:417文字

カテゴリ:歌詞

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