―失われた者…遺された者…面影を探して旅人が歌う詩


青くたなびく丘を往く
《遺された者》の足取りは重く
口ずさむ数え唄は幾度
《最終楽章》と《序楽章》を繋ぐ

涙の河を行き交う舟に
《失われた者》の影はない

凍てついた途の果て
裸足の足に血が滲もうと
其処に貴方が居るようで
ひとり私の旅は未だ続く


当てない旅の道連れは
光を知らない花の種子
二度と訪れぬ未来に
花開く夢を見ている

白亜の途を行き交う人に
《失われた者》の影はない

辿りついた途の果て
永い夢から覚まされようと
其処に貴方が居たようで
何処かに貴方が居るようで

『誰か往き先を…』

凍てついた途の果て
裸足の足に血が滲もうと
其処に貴方が居るようで
ひとり私の旅は未だ続く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

葬恋詩

幾年月、数えれば貴方は帰ってくるのでしょうか?

閲覧数:62

投稿日:2010/08/25 12:19:08

文字数:330文字

カテゴリ:歌詞

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