ねえ、君の歌声なら　全ての人を救える
でも、僕のこの手では　目の前の君も救えない

そうだ、君の声の一音　引きちぎって
僕の心の奥底に　しまい込んで
君の全ての声の音を　僕の心に
しまい込めたならば君は　生き続ける

三年目の君の声は　遠くかすれ何も聞こえない
五年目の君の声は　僕に何も伝えて来ない

そうだ、君の声を〇から　また創って
僕の心の奥深く　刻み込むよ
君の新たな声の音を　僕の心に
刻み込めたならば君は　生き変わるよ

ずっと、君の小さな一言　求め続けて
僕は心のはじっこで　耳を澄ます
君が何か一言言って　くれたならば
耳を澄まし続けた僕は　救われるのさ

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ねえ、きみのうたごえなら　すべてのひとをすくえる
でも、ぼくのこのてでは　めのまえのきみもすくえない

そうだ、きみのこえのいちおん　ひきちぎって
ぼくのこころのおくそこに　しまいこんで
きみのすべてのこえのおとを　ぼくのこころに
しまいこめたならばきみは　いきつづける

さんねんめのきみのこえは　とおくかすれなにもきこえない
ごねんめのきみのこえは　ぼくになにもつたえてこない

そうだ、きみのこえをぜろから　またつくって
ぼくのこころのおくふかく　きざみこむよ
きみのあらたなこえのおとを　ぼくのこころに
きざみこめたならばきみは　いきかわるよ

ずっと、きみのちいさなひとこと　もとめつづけて
ぼくはこころのはじっこで　みみをすます
きみがなにかひとこといって　くれたならば
みみをすましつづけたぼくは　すくわれるのさ