イメージ:夜、ドリーミー、空を駆け回る
Aメロ
雨 みたいに降り注ぐ 夜 影を失くす
この 世界少し静かで ああ 神秘的に
Bメロ
今宵は 行く宛てもない足音 ただ 移ろいゆく
光を 揺らすビルの間を抜け 今 風を受けて 夜空に奔(はし)る
サビ
星空に 忘れるように 伝える 人たちは 今日も淡く強く
流れるリズム 楽譜に刻み この手に 歌おうか 泣き疲れた夜は 置いていくから
Cメロ
寂しさ 愛おしさ 指名手配し 結果を待つの
いつでも 分かるよう 傍にいてくれた 人はもういないから
Aメロ
泡 理解の外 弾けて 君 と一緒に 天(かわ)を舞う
大サビ
星屑を 拾い集めていたんだ 見境も ないあの頃のまま
でも記憶から 消えてしまった 面影 星屑の サンドアートを描く それを今
星空に 忘れるように 伝える 僕たちは 今日も夢に冷えて
風を切って君に届けよう 夜空と共に 言えなかった言葉 「星が綺麗だね」
アウトロ
涙のない 満天の空を 仰ぐ
コメント1
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七星ユウ
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ご意見・ご感想
pp_ピアニッシモ
ご意見・ご感想
綾取りさん、この度は歌詞募集に参加して頂き、ありがとうございました! 今回は別の方の作品を採用させて頂くことにいたしましたが、せめて感想だけでも残させて下さい!
この詞の中で特に魅力的だったのは、孤独感の描写のうまさです。最初の「この 世界少し静かで」という情景描写の後に「行く宛てもない足音」とあえて音が響いている表現を入れることで、寂しくさまよい歩く人の映像がすごく印象的に浮かんできますし、「寂しさ 愛おしさ 指名手配し 結果を待つの」なんていう一風変わったフレーズも、Cメロらしくて面白いです。
この詞の背景には過去の離別……というか、死別があるという風に私には読めたのですが(直接に死をほのめかすフレーズはないのですが、語りかける対象たる「君」が星空や天によって表現されていると、私の中では死別のイメージになりますw)、それを直接言わずに、うまいこと幻想的な表現でくるんでいるなあ、と思います。特に「星屑のサンドアート」というフレーズが面白くて、この言葉によって「見境もないあの頃」の自分をある程度肯定的に捉えなおしてあげているような感じがして、それが素敵だと思いました。1サビの「歌おうか/泣き疲れた夜は 置いていくから」というのもかっこいいですねぇ。
ただ、私には一つ謝らなければならないことがあって、それは「忘れるように 伝える」というフレーズの意味、最後の「星が綺麗だね」の意図について、理解半ばのままで選考をしてしまったことです。前者の「忘れるように」は、「星空に」伝えているのだと読めば、過去に別れた「君」に対して、自分のことであるとか、あるいは何か悲しい記憶であるとか、そういうのを「忘れるように」祈るような感情なんだろうな、と思うのですが、そうではなくて「伝える」の修飾語として「忘れるように」という言葉が置かれているのではないか、などと考える内にだんだんと混乱してきてしまって……;多分この「忘れる」の意味が分かれば、「星が綺麗だね」という、いかにも深い意味のありそうなフレーズも理解できると思うのですが、有効な解釈ができないままに選考をすることになってしまいました。何かそれが申し訳なかったので、このように長い申し開きをしてしまいました。
それでは、機会がありましたらまたよろしくお願いします。この度はご応募、ありがとうございました!
2011/01/13 08:21:56
綾取り
僕の歌詞にここまでの感想を残していただけるなんて……実は歌詞応募をするのは初めてでドキドキしてたのですが、不採用ながらもこんなに考えて頂けてるなんてとても嬉しいです。
とりあえず疑問にお答えしますね(必要ないと思いますがww
死別は正解です。過去になんらかの出来事があって、それで急に死んだ「君」を忘れられずに今に至っている。という所から歌詞が始まります。
そして「忘れるように 伝える」という場所は、今まで忘れられなかった「君」という存在をもう星空に伝えて、そのまま自分の中から忘れてしまおう。という気持ちを描写しました。
「星が綺麗だね」は、歌詞にあるように、君がいた時に言えなかった「星が綺麗だ」という感情と、今この吹っ切れた時に空を見た「吹っ切れて星空が純粋に綺麗に見える」という想いをかけ合わせました。この後の「涙のない満天の空を仰ぐ」というのも、吹っ切れる前までは涙で滲んでよく見えなかった星空が今ではハッキリ見える、という感じをイメージしてみました。
少しだけ成長する女の子、というのも少し頭に置いて歌詞を書いていました。
解釈も僕の伝えたいことがきちんと伝わっていたようでとても感激しました!
今回はどうもありがとうございました!
2011/01/13 17:46:39