夢を数えることさえ 忘れてしまった指先では 花を摘むこともできない
涙を枯らしてしまえば 心も渇くことを知って 傾く灯(ひ)

輝いて見えたはずの明日の空を 塗りつぶしているのは この掌かもしれない
握り締めて まだ戦えると呟いてみる
世界に ここに今いるから

振り向いたら 細い長い糸と 薄くなりかけた思い出
頼りなく見える 曖昧にぼやけて危うげで
それでも笑顔がこぼれていた理由 手探りで追った



簡単な言葉だけで 象ることができた未来 もう一度だけ
拾い上げたいと 願う自分に気付く
終わらせたくはないよ まだまだ

駆け抜ける 辿り着く そしてまた次の場所へ 手を伸ばして飛びこむ
そんな 転んでも 挫けても 惨めでも 苦しくても もがく自分でいたい
昨日の希望のため



期待が芽生えて夢が咲く 指先が温もりを取り戻す
不安定な爪先立ち 揺れては彷徨う毎日だけど 鼓動は鳴り続ける


足元に 結び続けた糸で過去の自分と指切り
夜空に描いた 星の道しるべを歩いてく
泣いて笑って褒めて叱って 愛し続けてあげよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

足跡(仮)

パワーコードPさんへの応募作(http://piapro.jp/content/gyjwclkw3n6xkvrf

パワーコードPさんがおっしゃっていた作曲イメージ「自分の残してきた足跡が自分を形作るものなんだ」と、仮タイトルの「足跡」から「今の自分への応援は過去の自分がしてくれる」という連想をしました。
夢に迷ったり、挫折したりするとき、振り返るのは過去の自分かな、と。
そうして振り返った結果、未来が決まる。過去の自分が、未来の自分を決める。
なので作詞テーマは『明日のわたしへ、昨日のわたしから』です。

朝焼けのイメージがとても強い楽曲でした。なぜだろう。
パワーコードPさんの音はいつもどこかやさしくて大好きです。

閲覧数:152

投稿日:2009/12/19 02:24:38

文字数:465文字

カテゴリ:歌詞

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