吹き荒ぶ風を受けつつ　尚も進む
視界ゼロのままで行方なんて判らず
歪んだ視線の先に舞い踊る雷光
微かに照り返した地平線が映る

ボロボロになっても進んだ―――――――

方位磁石が狂い出したらもう最後
目的地を記した地図はアテにならない
弾丸のような雨粒に撃たれても
それでも俯かずにいこう

この翼が折れても構いはしないよ
飛び立った空を知ってしまえば　
どんな苦難にだって折れない心を持っていけるさ
旅は始まったばかりだから…！

薄暗い雲の中　太陽もいない
踏み外せば　真っ逆さまに落ちそうで
怖気づく…？　そんな事はないよ　なぜならば
諦める事は死んでしまうと同義

恐怖　不安　ないわけじゃない
焦り　動悸　激しくなって
絶望だって　隣り合わせで
気持ち千切れそうになっても
暴れ回る　ハンドル握り
この手　強く　放しはしない
想い　力　全て注ぎ往こうか

この旅の終わりがいつになるのかなんて
自分だって実は計り知れないの
どんな風でもこの翼の味方にしてみせると
思えばいつまでも飛べるから

この身体が傷ついても構わないさ
飛び立った空を知ってしまえば　
どんな苦難にだって折れない翼を持っていけるさ
旅は始まったばかりなんだから…！

“生きる”という名のフライト

ライセンス

FIRST FLIGHT-as rainstorm-

Ｐｈｉ－Ｌ！ＯＮ

ジェイクロスアイ氏の５/５付け投稿作品「《初音ミク》　FIRST FLIGHT」[http://piapro.jp/content/7l2rijlcpp9rjvf0]よりインスパイアされて書いた歌詞です。

・突き抜けるような力強くテンポの早い楽曲に負けないようなパワーを持たせた歌詞を制作しました。
・タイトルがFIRST FLIGHT固定という事なので、flightという一単語から想像を膨らませていき、楽曲の全体のイメージから一筋縄ではいかない移動風景を想像しながら進めていきました。
・全体的に飛行機の操縦などの流れを汲んでいますが、角度を変えると少し人生訓を唱えるかのような雰囲気を出すようにしました。
・前出のとおりタイトルは元々付けられていた「FIRST FLIGHT」から。一応便宜上、副題として「as rainstorm=暴風雨(嵐)の中の」という意味の言葉を足してみました。

※歌詞の中に本来の漢字とは読み方が違う箇所があります。前のバージョンに読み仮名を置いておきます。

※念のため自分の歌詞進行をより具体的にお伝えできるように、僭越ながら自身で声当てしたmp3を用意しました。
下記URLよりDLしていただき、時間のあります時にご確認ください。
http://cid-53ba44b86b32b883.skydrive.live.com/self.aspx/.Public/FURST%5E_FLIGHT.mp3