歌いだし

いつも想った　あなたのことを
だけど願いは　叶わない
私の気持ち　伝えることは
許されない　分かっているけど
最後の晩に　あなたを見たら
止まらなかった

A1
（リン）
「いつまでも　友達だよ」　
後ろ向き　そう言うけれど
嘘つきな　あなたの想い
私に伝わる
「僕よりも　いい人きっと
　あなたなら　見つかるはずさ」
心にもない　言葉だね
分かってる
（レン）
「いつまでも　友達だよ」　
君の顔見て　言えないよ
後ろ向き　声震わせて
それで　精一杯
「僕よりも　いい人きっと
　あなたなら　見つかるはずさ」
それだけを伝えて　うつむく

B１
（レン）
いつも一緒で　ずっと見ていた
君が　大好きだった
（リンレン）
だけどあなたは　別の世界の
人と　自分に嘘をつく

S1
（リン）
許されぬ恋　分かってたよ
だけど想い　止まらない
（レン）
報われぬ恋　分かってたよ
だから　せめて今だけは――
（リン）
私をあなたの手で　抱きしめてよ
離さないで　いまだけ
（レン）
手を取り抱きしめたよ　震える肩
夜明けまでは　このまま
いたいよ―――

A2
（レン）
「お姫様　じゃなかったら…」
腕の中　つぶやいた君
許されぬ　言葉だけれど
本当の気持ち
「僕がもし　王子ならば…」
叶わない夢　わかってる
だけどその　気持ちにどうか
応えたい
（リン）
「お姫様　じゃなかったら…」
そう　無理なことわかってる
偽りの気持ちで　最後
別れたくないよ
「僕がもし　王子ならば…」
あなた　そう返してくれた
それだけで　涙がこぼれる

B2
（リン）
いつも一緒で　ずっと見ていた
君が　大好きだった
（リンレン）
だから切ない　本音言えない
「もしも…ならば」は叶わない

S2
（レン）
報われぬ恋　時よ止まれ
朝が来さえしなければ
（リン）
許されぬ恋　時よ止まれ
続いて　君の温もり―――
（レン）
戻って来れなくても　忘れないよ
愛したのは　君だけ
（リン）
必ず帰ってきて　私の下
口に出した　わがまま

C1
朝日が（リン）
昇って（レン）
あなたは（リン）
もうすぐ旅立つ（リン）
必ず（レン）「誓いの」（リン）
戻ると（レン）「証に」（リン）
くちづける

S3
（リン）
許されぬ恋　最後のキス
あなた　忘れたくないよ
（レン）
報われぬ恋　最後のキス
君と　離れたくないよ
（リン）
このままあなたの手で　抱きしめてて
「連れ去って…」は　言えない
（レン）
二人のこの瞬間　止める力
僕にあれば　いいのに
このまま―――