裂けた世界に　消えた月　響く木霊（こだま）の音（おと）
脱げた木靴を　抱きしめた　金の踊り子
愛も知らずに　夢も見ず　一人歌い踊り
行くあて知らぬ　風に乗せ　鈴音（すずおと）鳴らす


この街でも　あの街も　探しては　永久に歩いた
誰も彼も　知りながら　鈴の音（おと）の　行くあて知らぬ

木々を渡った　山風は　孤独さえ　運んでくるよ
僕の望んだ　鈴の音を　どこまでも　響かせてよ

朝の祈りも　夜の憂いも　薫る風　包んでおくれ
一人でいつも歌うよ　君の鈴に合わせ歌うよ

許されない　想い秘め　紡ぎあう　物語を
許されない　想い秘め　紡ぎあう　物語を



幾千もの　山越えて　谷越えて　君を探した
どこまででも　離れても　引かれあう　あの時のように　　

積もり固まる　残雪も　いつか融け　流れていくよ
僕の叫びも　水になり　流れては　届けたいよ

足の痛みも　心の傷も　薫る風　包んでおくれ
一人でいつも歌うよ　君の鈴に合わせ歌うよ

許されない　想い秘め　紡ぎあう　物語を
許されない　想い秘め　紡ぎあう　物語を



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■ひらがな歌詞■


さけたせかいに　きえたつき　ひびくこだまのおと
ぬげたきぐつを　だきしめた　きんのおどりこ
あいもしらずに　ゆめもみず　ひとりうたいおどり
ゆくあてしらぬ　かぜにのせ　すずおとならす


このまちでも　あのまちも　さがしては　とわにあるいた
だれもかれも　しりながら　すずのねの　ゆくあてしらぬ

きぎをわたった　やまかぜわ　こどくさえ　はこんでくるよ
ぼくののぞんだ　すずのねを　どこまでも　ひびかせてよ

あさのいのりも　よるのうれいも　かおるかぜ　つつんでおくれ
ひとりでいつもうたうよ　きみのすずにあわせうたうよ

ゆるされない　おもいひめ　つむぎあう　ものがたりを
ゆるされない　おもいひめ　つむぎあう　ものがたりを



いくせんもの　やまこえて　たにこえて　きみをさがした
どこまででも　はなれても　ひかれあう　あのときのよに

つもりかたまる　ざんせつも　いつかとけ　ながれていくよ
ぼくのさけびも　みずになり　ながれてわ　とどけたいよ

あしのいたみも　こころのきずも　かおるかぜ　つつんでおくれ
ひとりでいつもうたうよ　きみのすずにあわせうたうよ

ゆるされない　おもいひめ　つむぎあう　ものがたりを
ゆるされない　おもいひめ　つむぎあう　ものがたりを

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