夕暮れ 手を引いて昼を連れて行く
街角 懐かしい遠き日を求めて
私は彷徨い 川のほとりまで
片隅 抱いたいつかの流れ星

届くような気がしていた 伸ばした手は宙を舞った
届くように思えたのに こんな場所に夢はないの

夢中で走っていた 愛し過去を追い求めては
私は一人ぼっち 息をするのもやっとでした
光に惹かれていく 命を持つことの代償
私は知るのでしょう 夜より暗い世界はないと


そよ風 誘惑は旅の邪魔をする
川沿い なぞるよう足跡辿り行く
私は彷徨い 森の深くまで
最奥 出逢ったいつかの願い事

見つけたのは紛れもなく 落としてきた夢の残像
見つけたのに救えもせず 痛む胸を針が射抜く

歪んで散っていった 願いさえも思い出となり
私は一人ぼっち 声を殺し泣いていました
希望は強く照らし 未来までも導くふりで
私は知らずにいた 与えられたのはわずかな時間


夢中で走っている 愛し未来探し求めて
私は一人ぼっち 息をするのもやっとのまま
光に惹かれていく 命を持ったことの証
明けない夜はないと 信じて生きるサマヨイホタル


*

ゆうぐれ てをひいてひるをつれてゆく
まちかど なつかしいとおきひをもとめて
わたしはさまよい かわのほとりまで
かたすみ いだいたいつかのながれぼし

とどくようなきがしていた のばしたてはちゅうをまった
とどくようにおもえたのに こんなばしょにゆめはないの

むちゅうではしっていた いとしかこをおいもとめては
わたしはひとりぼっち いきをするのもやっとでした
ひかりにひかれていく いのちをもつことのだいしょう
わたしはしるのでしょう よるよりくらいせかいはないと


そよかぜ ゆうわくはたびのじゃまをする
かわぞい なぞるようあしあとたどりゆく
わたしはさまよい もりのふかくまで
さいおう であったいつかのねがいごと

みつけたのはまぎれもなく おとしてきたゆめのかけら
みつけたのにすくえもせず いたむむねをはりがいぬく

ゆがんでちっていった ねがいさえもおもいでとなり
わたしはひとりぼっち こえをころしないていました
きぼうはつよくてらし みらいまでもみちびくふりで
わたしはしらずにいた あたえられたのはわずかなじかん


むちゅうではしっている いとしみらいさがしもとめて
わたしはひとりぼっち いきをするのもやっとのまま
ひかりにひかれていく いのちをもったことのあかし
あけないよるはないと しんじていきるさまよいほたる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

サマヨイホタル

藤ヤコタさんが歌詞を募集してらっしゃる曲への応募作品です。
(楽曲はコチラ→http://piapro.jp/content/fzo35z8o9ill0gxh)

静かで物悲しい旋律で、儚い希望をどこか探しているような。
彷徨う、という言葉が本当に似合う楽曲だなぁと思いました。
アコギの旋律があまりにもドツボだったもので、筆を取らせていただきました。

最初、「一夏限りの恋」という藤ヤコタさんが提示されているテーマで書き出したのですが、
気付けば何やら鬱々とした歌詞になっていました;
蛍と言うと、短命で儚いイメージがあり、そのイメージが先行した歌詞となっております;
テーマに沿えず申し訳ありませんorz

読みを意図的に変えている部分や、二通り読める漢字などございましたので、
ひらがな版の歌詞を添えてあります。


わかりにくい所などございましたら、ご指摘お願いします><
ありがとうございました!

閲覧数:425

投稿日:2009/07/06 23:44:38

文字数:1,049文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

  • 関連動画0

  • 藤ヤコタ@音痴P

    藤ヤコタ@音痴P

    使わせてもらいました

    こんばんわ、藤ヤコタと申します。
    先日は拙作の歌詞募集にご応募いただき、誠に有難うございます。
    選考の結果、longanさんの応募作を採用させていただくことになりましたので
    報告させていただきます。
    ありがとうございました。

    http://piapro.jp/content/fzo35z8o9ill0gxh

    2009/07/09 01:48:26

オススメ作品

クリップボードにコピーしました