夏のおわりを 口に含んで
電車に乗ったままの キミが でかけていった
ひざし 灼かれる朝8時
ボクはきっと 明日の今ごろには
妙な風邪 ひき始めている
しらけきっている冷蔵庫を
覗けば きのうの汗 粒になってキラキラしていた
ボクがボクらをどけて 頭を悩ますと
セミが「もう知らない」って
ああ ボクをからかい始めた
顔がないカーテンが映すよ
ああ キミの眩しさ 気高さ ずるささえも
夏のおわりを転がしながら
電車に乗ったままの キミがもう帰ってくるころ
ぼくはソファで夢をみている
おかまいなしのセミと
かわりばんこ ああ 意地を張り続けている
顔がないカーテンが笑ったら
ああ ボクら よろける せきこむ ときめくだろう
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