夜の帳に包まれて
月さえも照らさぬこの旅路
少し寒いくらいがいい 心が冷えて

闇に飲まれて落ち着いた
君のその笑顔が見えぬから
白く微笑むそのたびに 黒く染まって

命絡みついた手
君は両手で包んで綺麗だね、と言うけど
笑顔さえも忘れてきた
刹那分かつ運命乗り越えて 今


隠し切れない火が灯り
この体蝕み溶かしてく
これが罰だというのなら もっと激しく

命奪ってきた手
君は指先絡ませ温かい、と言うけど
消えぬ赦されぬこの罪
僕にはもう優しくしないで

雨が香りだす 舞い降りた誰かの涙
息まで上がった僕を
なだめる声 赦しを囁いて
この熱を冷まし うなされた僕を抱きしめた
どこにもいかないで、と震えた
その言葉に僕は何も返せない


繋がれてた手は もう離していこう
君は穢れてはいけない
夢見る頬に そうこれが最後のキス
背中向けたら 伝った何か――――


雨が香りだす 舞い落ちた誰かの涙
息まで切らせて僕に
追いつく声 近づくその距離に
また熱が上がり うかされた僕を抱きしめた
一人にしないでよ、と零した
その言葉そのまま 心叫んでる
僕でもまだ赦されますか


朝の光に包まれて 月さえも照らしたこの旅路
少しだけまだ寒いね、と 君が呟く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Tears rain

cat1さんの歌詞募集曲に歌詞をつけてみました。
http://piapro.jp/content/0wrqyphun155slnh

自分が奪ってきた命の重さに苦しむ主人公。
その彼に寄り添う、少女。
主題歌風になっていれば幸いです。
前バージョンはひらがなです。

閲覧数:184

投稿日:2010/04/30 21:21:54

文字数:531文字

カテゴリ:歌詞

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