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「草原を渡る風 ~大地と空が交わるところ~」の創作に利用した作品

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草原を渡る風 ~大地と空が交わるところ~

稲敷常州

稲敷常州

馬頭琴と揚琴を主体としたモンゴル風楽曲です。モンゴル音楽では主に馬頭琴、揚琴、横笛が使われます。製作期間の関係で全てVSTiで製作しました。残念ながら馬頭琴と揚琴は所有していません。結構高価だし…。その代わり奏法は勉強したよww

それでは、勉強の成果。楽器の紹介です。

馬頭琴
モンゴル語では「モリンホール」。「草原のチェロ」とも呼ばれるモンゴル伝統の擦弦楽器です。棹の先に馬の頭の形をしています。同時発音数は2です。独特のノイズを含んだ音色は何とも言えない雰囲気を持っています。弱点は早いメロディを演奏を苦手とすることです。この曲では楽器パートのメインを弾いているのが馬頭琴です。

揚琴
中国語では「ヤンチン」、モンゴル語では「ヨーチン」と呼ばれる打弦楽器です。台形の箱の上に鋼鉄の弦が横に張ってあり、二本の竹バチで弦を叩いて音を出します。同時発音数は2です。長い音は出せませんが、トレモロ奏法で対応します。速いメロディを得意とします。同種の楽器は世界中にありますが、もともとはペルシャが原産とされています。イランには「サントゥール」、ヨーロッパには「ダルシマー」という同種の楽器が現役で使われています。この曲では全編に渡って甲高い鋭い音を出している楽器が揚琴です。

…揚琴を買えないでいる理由がもう一つありまして、よく調弦が狂うのです。しかも144本の弦をいちいちチューニングしないといけないので…。なかなか素人が手にできる楽器ではございませぬ。ボカロもそうなのですが、いつでもレアな楽器が使えるVSTiに感謝ですな。