白い部屋の 中心部に 小さな箱が 置かれていって
隙間を埋めてく 無機質な箱に 視界が埋められていった

なぜ こうなってしまったんだろう?
答えは出て来ない
考えれば考えるだけ わからないよ
頭の声が響いてく

ひとつひとつ 手に取っては 未完成の 箱の中で
もがく夢を見て 「きりがないよ」って
意地張っても 変わらないもの 変わってはくれないまま
とりあえず先を 見ていくより
足下からの 小さなもの きっと 見付けてからでもいいんだよね


目が覚めたように 現実の空が 押し寄せては消えていった

その 向こうには何があるんだろう?
答えは見えない
抱えきれない荷物に 遮られて
問題山積みになるばかり

ひとつふたつ 手に取っては 取り除いて仕舞ってくだけ
やり残しばかり 「まだまだだね」って
溜め息にも 重さが出て 考えることが多くて
放り出せたならいいのに――

寝転んで空を見上げて 頂見つけた
指先で形をなぞって 気がついたよ
どれだけの山ができても 最後はあるんだって
この箱はただの玩具だ

ひとつふたつ みっつよっつの 未完成な 箱の中で
つなぎ合わせては 「もう少しだよ」って
白い部屋に 差した影は 白に塗り替えられてく 見えなかった空もそこにあった
振り返って少しでも笑えたなら もう大丈夫だよね

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Toy Box

心の中を「白い部屋」。抱えている問題を「箱」に例えてみました。

閲覧数:147

投稿日:2010/10/19 20:17:41

文字数:570文字

カテゴリ:歌詞

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