黄昏に浮かぶ星 数えては夜を待つ
月に照らされ嘆くまま 涙は乾きもせず
悲しみを浚いゆく 降り止まぬ雨を待つ
風に追われて辿り着く 最果ての地の夢

いつまでも待ち惚け 遥か時の中で
夢を追い駆け出した 遠い記憶蘇る

愛した地に別れを 告げた日の夕暮れを想う
振り返ることさえもなく 太陽に背を向けて
薄れてゆく記憶に 微か揺らぐ涙一粒
夢に黄昏宵の果て 目蓋閉じて沈みゆく


繰り返す日々の中 追憶はかき消えて
いつしか夢は零れ落ち 夕暮れの影となる
焦がれては諦めて 夢を見たこと忘れ
立ち止まる度に前を向く その意味さえ忘れ

不意に頬伝うのは 置き忘れた夢が
締めつける胸の奥 ここにいると涙して

それでもまだいつかの 夢を見た記憶は映って
地平線には届かない 知りながら手を伸ばす
ひとり眠りの中で 紡ぐ物語は儚く
夢に黄昏宵の果て 金色へと日は溶ける


震える心を隠しては 悲しみから目を逸らし
自分に嘘をついて走り出す 笑う風を追いかけて
行き先はとうに見えずとも 構わないと嘯いて
最果ての地で見る黄昏は 既に染まる涙色

未来照らす光は 旅路の果てに描く夢は
何色に色づくとして 宵闇に滲み消ゆ
優しい波にも似た 眠りの底揺れる泡沫
夢に黄昏宵の果て 溶けゆく夢追いかけて

道は途絶えず嘆く 声は自分の奥尽きない
悲しみにそっと別れを 思い出にさよならを
憂いながら心に 誓う真実だけ抱いて
夢に黄昏宵の果て 夢深くに落ちてゆく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夢に黄昏 宵の果て

黄昏と、かつて見ていた夢。

閲覧数:195

投稿日:2011/02/15 00:48:53

文字数:628文字

カテゴリ:歌詞

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  • つきのP(きつつきのわ

    つきのP(きつつきのわ

    ご意見・ご感想

    シャンティxxxさま

    こんばんは。つきのPです。
    このたびは歌詞のご応募ありがとうございました。
    今回は誠に残念ながら採用に至りませんでしたが、
    またの機会のご応募をおまちしております。

    なお、歌詞の採否にかかわらず、京都で開催される、
    ボーカロイドパラダイスで頒布させていただく
    CDをお渡ししますので、来られた際には声をかけていただければ幸いです。

    2011/02/19 23:03:54

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