白銀の月が 凍てつく矢を放つ

行き交う人 洩れるうめき声

熱に浮かされて 見た夢ははかなく

乾いた風 人を追い越して 


時を止める季節を 今歌い(つげ)ましょう

果てしない夜空(くらやみ)に新たな光が紡がれる


揺らめいては消えてゆく 不安定な五線譜が 

届く前に消えるとしても 私は歌いつづけましょう

 
偽物の(あざやかな)星が 闇を拒み光る

行き交う人 影を引き連れて

突然の雨は 全てを押し流す 

路地に咲いた花は 震えている 


帰る場所も行く先も見失った

旅人に安らぎを つかの間の幻だとしても


煌めいては消えてゆく 舞い落ちる白き雪よ

全てを抱きしめ白く流れて 幸せ(みず)となり次の季節へと 


私は見る この歌と 時を刻む焔(ひ)を 消えることのないよう


夜空にたなびく光 舞い降りる冷たい羽根

私が紡いだ歌が風となり冬の訪れを告げてゆく
  

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

紡ぐ冬

misaさんの【巡音ルカ】タイトル未定【歌詞・曲名募集】に応募させていただきました。

http://piapro.jp/content/sjjxkow1bkj3hj8o

遅くなってすみません・・・。以下、蛇足な気もしますがちょっとだけ。
曲のイメージとしては、ルカさんは冬を告げる者(季節を司る者)でオーロラや雪、冷たい風で街に冬を届ける、という感じです。
ルカさんはどこか冷めた目で見ている印象があるので冬がぴったりな気がします。(あくまで個人的にですが)

歌わせにくいところが多々あると思いますが、言ってもらえればその都度直します。

閲覧数:52

投稿日:2009/10/31 23:52:16

文字数:402文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました