旅人は 東へ往く
継ぎ接ぎの地図を眺め
当て所なく 風に吹かれて
足を伸ばしてゆく

乱れ飛ぶ 噂の矢を
交わしながら学んでく
情熱の火を灯して
今日も森を駆ける

御伽話の裏 真理の隠れ蓑
かざした手のひらを すり抜けてく天使の羽  

皆が夢見てるShangri-la
運命の環が廻る
幻想の庭の芥子の花 薫りに誘われて
何処とも知れぬShangri-la
泡沫の門をくぐる
宴の輪に舞い踊り 響いた忘れ唄


旅人は 北に帰る
吉兆の星を追って
照らされる一筋の路
摩訶不思議な轍

辿り着く 険しい山
霊峰の頂まで
妖かしの霧を越えて
ひたすらに進んだ

虚実と妄想が 真理を覆うとき
瞳に映るもの 少しずつ形を変えた

浮かび沈んでくShangri-la
真実の嘘となる
最果ての淵で降り注ぐ 光に魅入られて
何処とも知れぬShangri-la
常しえの夢が咲く
花びらが舞い散って 時を奪う景色


そこはもういない
夢見ていた者は
その手に触れたとき すべてが消えてゆく 


皆が夢見てるShangri-la
運命の環が廻る
幻想の庭の芥子の花 薫りに誘われて
何処とも知れぬShangri-la
泡沫の門をくぐる
宴の輪に舞い踊り 響いた忘れ唄

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Shangri-la

つきのP氏への曲に寄せて。
http://piapro.jp/content/880cgqkpnicc4zlw

読み方補足:
当て所(あてど)、環(わ)、何処(いずこ)、芥子(けし)、吉兆(きっちょう)、路(みち)、霊峰(れいほう)、常しえ(とこしえ)

・Shangri-la(シャングリア)≒理想郷

閲覧数:132

投稿日:2010/10/27 23:40:21

文字数:531文字

カテゴリ:歌詞

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  • つきのP(きつつきのわ

    つきのP(きつつきのわ

    ご意見・ご感想

    THERIONさま

    こんばんは。つきのPこときつつきのわです。
    このたびは歌詞のご応募、誠にありがとうございました。
    悩みに悩んで選考した結果、
    ねころーど様の「月だけが見ていた」を採用させていただくこととなりました。
    今回はTHERION様の作品を採用するに至りませんでしたが、
    今後もPIAPROで歌詞募集を行う予定ですので、機会がありましたら
    よろしくお願いいたします。
    なお、ボーマスで頒布するCDですが、歌詞を応募していただいた方には
    採否にかかわらずお渡ししますのでお越しの際はブース(H05,06)へお立ち寄り
    いただければ幸いです。

    2010/11/04 21:45:55

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