鏡音レンACT.2●時の欠片【mixizm】Ver.1.0

「時の欠片」

流れる時の欠片を
拾い集めながら進む
僕らはそうして 一つずつ
大人になっていくのだから



目を閉じて 耳を塞ぎ
頭を抱え うずくまる
いつも僕らは そうやって
逃げていた

目を開けて 身体を起こし
周りを見て俯いた
いつのまにか 誰もが
離れてしまっていたから

時の流れは
僕らを急かすように
必死で走って
気がつけば僕らは
此処まで来ていた

流れる時の欠片を
拾い集めながら進む
どんなに過去を後悔しても
戻ることは できないけど

零した涙の数を
数えるように進む
僕らはそうして 少しずつ
大人へと変わってく



足を広げ 前を向いて
一歩ずつ 歩いてく
いつも僕は そうやって
歩いてきた

でも時には 膝を曲げて
涙流し 立ち止まった
いつか僕も この場所を
忘れてしまうだろうから

時の流れは
僕を急かすように
流れ気づけば
僕は君の存在を
忘れていた

流れる時の欠片は
少ししか拾えなかった
どんなに僕が掴んでも
指の間から零れてゆく

落とした時の欠片を
僕はいつか忘れてゆく
気づかないまま 少しずつ
大人へと 変わってく



忘れないでいたいこと
忘れていく事実
流した涙の数は
もうわからない

僕はここにいるよ
届かない声の先に
君を忘れはしないよ
そうずっと 永遠に

流れる時の欠片は
かけがえのないモノ
僕はそうして 一つずつ
ボクの中へ ボクの中へ…

La la la…