「ここは宵の口三丁目。
夜が恋人たちを集め、気の済むまでやらかしては午前六時には帰す。
翌朝には消える痕は残し放題」

「ここは愛の家、裏口。
さすが愛の家だけはあって、何もかもが揃っていてしかもこれ、タダときてる。
欲張りにはもってこいの楽園かもね」

つまりは日常。誰もが自分のことが大好き。嘘つき、日常茶飯事。

転がるだけで結構。


「僕はこの街が嫌いで、いつかあの人を連れ出しておさらばしてやるんだ。
どうせ、こんなところで生きたって恋心を忘れるだけ。違いないでしょう?」

そして、少年は走って夜の街角に消えていった。
点滅をやめない街灯。いっそ消えてしまえばいい。
残り少ない命なら今捨てればいい。

景気は上々。それでも昼にはもう仄暗い。嘯き、歩いて、流れて。

誇れるものなど無くて。


答えは突然来るもの。少年は決意の瞳。

「夜を切り裂いて、窓からあの人を奪うだけさ」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Breaking through the Night

決意の切なさと爽やかさを。

閲覧数:236

投稿日:2010/07/19 23:10:55

文字数:398文字

カテゴリ:歌詞

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  • psgmania

    psgmania

    ご意見・ご感想

    お久しぶりです。psgmaniaです。
    曲完成のお知らせ、及び歌詞の個別コメントが遅くなってしまい、スミマセンでした。

    piapro : http://piapro.jp/content/q6q8xgv0di91fspw
    ニコニコ : http://www.nicovideo.jp/watch/nm11593054

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    for 「Breaking through the Night」

    全体的に「歌詞」ではなく「短編小説」を読んでいる感じが強く、
    この歌詞をミクが歌っているビジョンが想像出来ませんでした。
    独特の世界観を持った文体は面白いですし、個人的には好きですので
    もっと「歌詞」ならではの言葉に落としこんだ世界も見てみたいと思いました。
    -------------------------------------------------------------------------------------

    繰り返しになりますが、今回のご応募有難うございました。
    今回は残念な結果となりましたが、
    またこういった機会がありましたら宜しくお願いします。

    2010/08/11 23:04:19

    • 重倉真冬

      重倉真冬

      そうですね。おっしゃる通りです。
      私自身もこういう歌詞は初めてで、「初音ミク」のキャラクター性は無視して書きました。
      というか、自分が歌いながら書いていますので、考えていませんでした。
      これ自体はこれで完成なので直しませんが、アドバイスありがとうございます。
      書きたいように書いては、「選んでもらう」ための歌詞にはなりえないということが分かりました。
      こちらこそ、参加させていただき、ありがとうございました。

      2010/08/11 23:34:06

  • psgmania

    psgmania

    その他

    初めまして、psgmaniaです。
    歌詞募集にご応募戴き、有難うございます。

    今回の楽曲につきましては
    他の方の作品を採用させて戴くことになりました。
    ご期待に副えられず、申し訳ありません。

    楽曲が完成次第、歌詞の個別コメントを沿えてもう一度お知らせにあがりたいと思います。
    取り急ぎご連絡までに。

    2010/07/23 23:58:47

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