タグ:水
73件
ゆらり 舞う雪のように 白く染められた日々
何も いらないから 手にいれたいよ 君を
ぽつり 降る雨のように 心涙で濡れた
あの日 心に触れた 温もりを知るまでは
儚くゆれる水面のようなこの涙
その優しさで包んでくれた君を守るため
廻巡れ
忘れられない想いなら いだいたまま走ればいい
荒れた心を投げ...花暦(仮)
未雨
時計の針の音だけ
聴こえてたと思ったら
乾いた水音が聴こえてきた
こんなに会いたいと
思ったことはなくて
気がついたら
傘も持たずに飛び出してたの
走ったらあなたに辿り着く?
雨降り地球儀
嘘みたいに空は透き通ってる...泡沫ノイズ
とり
ひとつぶ しずくが
波紋を ひろげる
波紋が ひろがり
声が うまれる
それは私の
私の 声
分断/され/た 声の/つぶ
つないでくれたのはあなた
メロディーは 雨になり
だれかの心に しみ こむ...my voice,my color
kanata
足の生えた人魚
その息の触れたもの全ては石と化す
ああ誰も解ってくれないなら
いっそ波間の泡と消えたくて
人を愛するこの世の定めは私の世界を打ち壊してく
一度目を見たその日から貴方の横顔離れずに
光届かぬ海の底から願うは砂を掴む足
思いは届き水の魔女
愛を勝ち取るため行きなさいと
私の母は一途な人...足の生えた人魚
nom
目を閉じてると
水の声
はるかな過去にわかたれた
わたしの中の水がざわめく
あなたはだあれ
ここはどこ
どうしてこんなになつかしいの
目を開いたら
水の中
あなたの腕が泡になり...水の音楽
くまみ
Aメロ 冷たい水に手をつけて
掬う雫は掴めもせず
水の波紋は広がって
あなたの元へと届く
Bメロ 水に触れる
心が澄む
ただ一人溺れてゆく
サビ 淡い世界の中で
消える 儚い泡
暗い海に浮かんで...Light
えるら
目覚めたくない 朝ばかり続けば、
物を食べるのも 面倒、になるね。
リノリウムの床に 頬をつけて、
・・・猫の気分。
消毒薬の匂いに埋れて、
真っ白な、夢を見る。
ぼくは空でも 土でもなく、
水、に還りたい。
発光る培養液、沈みたゆとう。
誰のぬくもりで、ぼくは戻れるの?...純水アディクト
銀貨
ゆらゆらと みなもにうつる
ゆらゆらと かがやくほしくず
わたしのかげが ういていく
わたしのすべて しずんでいく
とけていく ほしのかなたへ
とけていく かがやくみずに...Starry Water
るー
ゆらゆらゆれる きんぎょの あかに
まどからさしこむ ゆうひの いろが
ゆっくりぐるぐる とけあって
しあわせいろを つくってる
あたしは ちゃぷんと てを いれて
ゆらゆら きんぎょに ふれてみる
あ あたしの ても しあわせいろだ
ゆらり ゆらゆら ぐーるぐる
しあわせって ねむたいね...しあわせ
羽多湖
ねんねころろこや
ころりや ころりや ころろこや
水辺のつぼみは いつ芽吹く
首をもたげて ゆらゆら
揺れている間に 落ちまいか
ねんねころろこや
ころりや ころりや ころろこや
水辺の鳥は いつ飛べる
目ん玉まあるく ゆらゆら
花が咲いたら 腹の中...ねんねころろこや
小萩
海に流れた白踏む水よ
飛沫を上げて輝く青よ
わたしは影になって波間に溶けよう
打ち捨てられた枝の分まで
透明に 蒼海に響いて
漆黒の髪染めた朝焼けの風
奮い立てて彼方に疾れ
どうかこの想い
叫ぶことできみに届けば...
揺蕩に宿る青の陽よ...潮騒
おがぶら
この恋は 白波に消え逝くさだめだった?
ただ声を伝えたいだけだったのに
真夜中 ノイズで描く願いは当てもなく
雲間で響く 涙交じりの海の歌
この声はいつから 波に揺られ 切られて
こんなにも掠れてしまったの?
津波の激しさのように 強く願いを叫んで
いつか届くようにと 今届くようにと
たとえばそ...波濤の向こう
凪耶
胸の奥の底の底には
私の感情の地下水が流れてる
冷たく澄んだその水の中には
目の無い魚が住んでいる
嗚呼何も見えない
何も見えないのよ
真っ白に透けた魚の、骨の一本一本が
くねり、喘いで 泳ぎ去る
地下水の海に、消えていく
波紋がゆらり...目の無い私
裏花火