香音さん。の投稿作品一覧
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「おやすみなさい」
パパとママに告げる。
いつもの決まり文句。
そんな戯言を、笑顔で返してくるパパとママ。
娘の変化にも気づかないなんて
……愚かね。
いくら反対されようと
私は彼が好きなの
だから、待ってるの
彼が現れるのを。...ロミオとシンデレラ
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私は私に殺される
…夢を見た
誰かの首を締める夢を見た。お陰で夜も眠れない。
自然に堕ちていく夢の中で、私は私を殺している。
あぁ夢か。そうだ夢だ。何も気にしなくていい
全て嘘だったら良いのに…。
君は居ない私も居ない
何故?
答えの無い問い。
…早く眠りたいの...炉心融解(meltdoun)novel
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「何でリンちゃんの携帯が…!?」
一人で待たされたミクは、血溜まりに近づく。
「うっ…」
気持ち悪い…
ミクは血溜まりから遠ざかり、大人しくレンを待つ事にした。
「リン!?リンどうしたんだ!?」
リンは廃墟の片隅で頭を抱えている。
「あれ…レンがやったの?」
「?リン何言ってんだ?」
「え?」...リンレン物語-復讐-case5偽物(ヤンデレ注意)
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初音ミク(17)
彼女は平凡な毎日を送ってきた。
「ミクちゃん」
「何?」
話しかけてきたのは鏡音リン。
ミクの二つ下。
「今日…暇?」
「暇だよ?」
「遊ばない?」
「遊ぶ?」...リンレン物語-復讐-case1始まり(ヤンデレ注意)
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「わたし、リンちゃんのこと、きらい」
何故この言葉がフラッシュバックしてくるのか
リンは震えながらそう思っていた。
あぁ…全ての始まりだからか
「わたし…リンちゃんのこと…きらい…」
静かに音読するリン。
「リン?どうした?」
「わたし、レンくんのこと、すき」
「え?」
「でも、リンちゃんはきらい」...リンレン物語-復讐-case6 事件 (ヤンデレ注意)
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「ミクちゃん」
「…リンちゃん?」
意識を失っていたミクが静かに目を覚ます。
「大丈夫-!?」
「…」
静かに頷く。
「消毒…リンちゃんがしてくれたの?」
「うん。たまたま入ってて…」
「…ありがとう」
ミクはリンを抱き締める。...リンレン物語-復讐-case3誘拐(ヤンデレ注意)
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私は私に殺される
誰?虚ろな目で私の首を締めるのは
夢だけど。夢なのね?
何故あんな夢を見たのか…私には解らない。
だけど何か胸につっかえるものがあって、眠れない。
しかし睡魔は襲ってきて、私は夢へと堕ちる。
また同じ夢…私の首を締めるのは誰?
似たような面影。か細い声で奏でる音色。
私だ。
あれは...炉心融解Meltdown(子リンversion 小説)
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「リンちゃん…大丈夫かなぁ…」
ミクは座ったまま、辺りを見渡していた。
「レンくんも…」
俯いたミクが、疑問を抱く。
どうして、リンちゃんの携帯が?
何かの見せしめ?
ミクは血溜まりを見る。「いい気分ではないけれど…」
ミクは血溜まりへと足を運ぶ。
そして、手を触れる。
「……!!」...リンレン物語ー復讐ーcase7 解いてヤンデレ注意
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「いたた…」
ミクは目を静かに開く。周りは廃屋だろうか?
紺色のブレザーに赤い斑点。
「…血?」
ミクは頭をさする。
痛い。
「…リンちゃんは!?」
隣で寝ているリン。
胸を撫で下ろすミク。
「み…く…ちゃん?」...リンレン物語-復讐-case2game(ヤンデレ注意)
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「…あれ、何?」
リンが指差す先を見てみる。
「…?」
一瞬で旋律に変わる。
「きゃああああ!!!」
「何だあれ…」
リンが指差す先には、血溜まり。
「嫌…」
リンはレンとミクにしがみつく。
「…」...リンレン物語-復讐-case4被害者(ヤンデレ注意)
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(サビ)
(A)
誰か言ってた
夢の様な場所があると
夢や希望も全て
そこにあるらしい
夢見ていた
小さな少女の時から
まだ信じられない
けど もう直ぐでしょ...NIGHT FLIGHT
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「リンちゃん」
「やめて…やめて」
「リンちゃん」
ミクの手がゆっくりと、リンの喉元へ運ばれる。
「やめてっ!」
「吃驚した…起きたのか?」
あれから何日経っただろうか。
ミクはあれから行方知れずになり、リンとレンはまだ廃墟の中に居た。
ー…この部屋から出れる筈がない。
リンはそう思っていた。「リン...リンレン物語-復讐-case8 トラウマ
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「お姉ちゃん―(ルカ)起きてぇ!!」
私は必死にみんなを起こす。
リンとレンは少し揺さぶって起こし、
お兄ちゃんはドロップキック。
お姉ちゃん(MEIKO)はもう起きてる。
あとはルカお姉ちゃんだけなんだけど…
枕を被ったまま、起きようとしない。
「ルカお姉ちゃんってば!!!!」
今日はみんなレコー...歌いたくない~このご時世だもの~
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「ミク!!!!」
「KAITO兄さん…」
唯一の助けに縋るミク。「どうしてここが…?」
外に出たミクは、KAITOに縋りながら訊く。
「警察官になったんだ。」「えっ?」
「ミクを助ける為に」
少し照れながら、しっかりと答えるKAITO。
「警察になったんだ…」
「取り敢えず、急いで」
斜め下から見る...リンレン物語ー復讐ーcase11 蒼い嘘
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「またね」
彼女はそう言って、消えてしまった。
初音ミクー20歳ー
幼い頃に逢った黄色のあの子。
何故、彼女は消えてしまったのか?
私は全てが知りたかった。
何故、彼女ーー…鏡音リンは消えてしまったのか?
「核融合炉に飛び込みたい」
彼女はずっとそう言っていた。
一体何なのか?...飽きる程に溶けて消える
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何日か前。
リン、レン、ミクが廃墟に閉じ込められた日。
とある警察官二人が、全てを知りに動いていた。
女刑事MEIKOと、巡音ルカ。(男警察官KAITOも)
彼女らは、二人の双子に起こった悲劇を知っていた。
そして、二人の双子が、今から何をしようとしているのかも。
「ー…MEIKO? スピード出し過...リンレン物語-復讐-case9脇役の悲劇
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ワンダーラスト。
僕の周り。幸せそうじゃない君。
何でだろう
いつだったかな
こんなに笑わなくなったのは
いつからだろう
すっかり自分の存在が解らなくなってしまった
君は相変わらず笑わない
何で?
何が二人をそんなに変えたの?...wonder
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全ての色が消えていく
全ての色が消えていく
私は立ち尽くしたまま
言葉を発する事が
出来ない
唄さえも唄えない
歌さえも歌えない
君は立ち尽くしたまま
笑顔で私に言う。
「全ての終焉に相応しいだろう?」...終焉
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大好きまで、あと少し。カウンターが掛かった。私は愛と恋が解らなくなった。
死と愛はにている。
目の前の現実を見てそう思った。
どうして涙が溢れるのか?
嘘にまみれた愛なら
愛されない方がマシよ
嘘にまみれた愛なら
もういっその事殺された方がマシよ
ねぇ、嘘つき
…最高の笑顔で嘘つかないでよ...愛の価値(ヤンデレミク注意)
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冷え切った私の手には
あなたの暖かさが必要なの。
涙が零れてしまった夜はあなたに抱き締めて欲しいの。
あ っ た か い ね
笑顔なあなたが好き
私は暖かさが欲しいの
あなたが冷たいなんて日は
私も冷たいの
一緒に居ような
背伸びして言うあなたが...手 を つ な ご う
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隣のクラスのあの子は
私の視界に入らない
おんなじクラスのあの子は
もうとっくに死んでしまった
隣の席のあの人も
私の視界に入らない
斜め後ろのあの人だけ
私の世界に居る
彼だけが真実。他は知らない。
彼しか知らないしらないシラナイ...私の視界に入らない
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(サビ)
もう走り出せないよ
君の目に浮かぶ
涙は僕の全てだから
(Aメロ)
全ての 色 が消えて
何もかも変わっていく
僕の脚はもう
限界なんだよ
あぁ...world end-終焉-
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magnet
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--巡音ルカ、起動--
「うちに妹が来る?」
「うん!め-ちゃんが言ってたもん!」
「兄さんと話してた!」
鏡音リンレンが初音ミクに話しかける。
「妹…」
「でも年上なんでしょ?」
「確か…二十歳?」
「二十歳!?」
ミクは驚いた。...新ボカロ、起動。
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「きゃあっ!」
躓く、長い髪の女の子。初音ミク。
「はぁ…はぁ…」
かれこれ二時間走り回っている。
「いや…死にたくない」
ちょうど二時間前、鏡音レンの台詞を聞き、逃げている。
ミクは、出口を探している。
「大丈夫…」
言ってきかせる。
「ここなら…」...リンレン物語ー復讐ーcase10 死角
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ピロリ菌
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炉心融解
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涙の後には絶望が待っていて、
幸せの背景には必ず不幸がある。
それを私は知っている。
血にまみれた現実だって私には華やかな世界に見える。
涙しかない明日だって私には笑顔の溢れる明日になる。
君はどちらの世界に住んでいるの?
答えてよ
周りが赤くなっていく
耳鳴りがして、頭が痛くなる。
きゃあああああ...嘘の価値(リンヤンデレ注意)
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ーーー鏡音リンーーー
「ね~ね~レン~」
「ん~?」
布団をひいているレンに訊ねる。
「もう年越しちゃうね!」
「そうだなぁ~」
急に正座し、改まるリン。
「来年も宜しくね♪」
「おう♪」
「へへへ~」...それぞれのあけおめ<鏡音リン>
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黒ミク
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(Aメロ)
ちょっとありがちな(7)
ものがたり(5)
そんなことは(6)
わかりきってる(6)
だけどとまらないの!!
(9)
このきもち(5)
かそくするわ(6)
(Bメロ)...Mezzanotte luna park
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抱き寄せて欲しい
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A)割れたこの世界を覗いて
壊れた君を探してるの
電線上の雀達が踊る
狂った世界の真ん中で
B)養分失せた草花を
それを「愛」と呼ぶなんて気狂いの戯言に
笑う私のお陰でしょ?
S)愛されたいと 願う
崩れた視界戻らない
約束した 証は...タイトル未定
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「私はわたしが嫌いだ」と過去の手紙に書いておこう
頭を少し下げると
涙が零れるから 固定
擦り切れて なくなるまで 書いて
劣等感に殺されてしまえばいい
「どうやって?」 こうやって
「私を止めないで」 と
願う右手が旅立ってる
そうやって また繰り返し
なだれる思いを秘めながら...焦燥ガール(仮)
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「リン…そろそろ起きろよ」
「ん…?」
目を開けるとレンが居る。
「MEIKOが呼んでんぞ」
「めーちゃんが?」
「朝ご飯冷めるぞってさ」「そっか!」
オレンジ色のパジャマのままリンは下に降りていく。
「リンおはよう」
MEIKOは笑顔で言う。
「おはよう」...サプライズbirthday!!