yumebiの投稿作品一覧
-
明日ばかりを見つめる君にとって 自分は何に値するのか
さりげなく夢を辿るユニコーンの輝きは いつになく増しているような気がするよ
さらなる跳躍を試みる度 自分は孤独に行き詰まる
初めての出逢いを起こせば 今君自身が何かに取り残されたように
大切なものを置き忘れたまま 足はもう次を...ユニコーン
-
どのくらい時間が経ったのだろう
私がこの部屋に行き着いて、そして塞ぎ込んでしまってから
窓を見下ろして目に映る地が今の私にはお似合いなのだろう
いや、この場所からその地に降り立つ資格さえないかもしれない・・・
宇宙を見上げれば澄み渡る純の青
帰りを待ち侘びているその姿は
今となっては皮...折れた翼
-
大きな扉をあけて暗がりの中へと足を踏み入れる
軋む音を立てながら光の支配を失くしてゆく
ひっそりとした空気に包まれて
ステンドグラスの配した色に
古の予言時代を想い浮かべる
仰いでみると何処までも続く暗闇に
吸い込まれてゆきそうな感覚に陥ってしまう
祭壇まで歩みゆく・・・
黒く汚れた整然とした並びは...神聖なる時間の中で・・・
-
花園の中で見つけた可憐な少女
優雅な振舞いで僕を魅了する
笑みを浮かべ 手を差しのべ
幻想へと身を駆り立ててゆく
「彼女は何処へ?」
僕はふと足元に見つけた一輪の花を摘んで
無限に配した野を駆けめぐりゆく
昼も夜もない世界
足取りは軽く 蝶と戯れ
小鳥の調べに...恋の花園で・・・