小説家を目指すアニメ、漫画、ゲーム好きのオタっぽい文系君です。 小説に絵書いてやるよ!とか絵つけてみたい!的な人居たら絡んでくださいましー
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星の装飾(デコール) 月の照明(アンブラゼ) 観客は森の木々
ルージュのアラベスク 揺れる水面の上
さあ君と pirouette いつまでも
流れるメロディーに身を任せ
いつまでも君の胸の中
眠っていたかった
吹かれる風の中で踊りだす
最初で最後のペア
繋いだ手離さないで...ピルエット
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ダンッダンッダンッ…………
鼓動とボールが断続的に跳ねる音、周りの「がんばれ~」と言う黄色い声援、前に立ちはだかる名前も知らない女の子の動き、どれもが頭の中でグルグル渦巻いていた。
スコアボードに書かれた点数は四十五対四十六。残り時間は二十秒を切っていた。
目に見える仲間は皆ディフェンスに張...鯉のぼり
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遠く入道雲の下
手を振る君の笑顔
降り注ぐ蝉時雨
陽炎に揺れる信号機(三色)の向こう
在るはずの無い君を見た
纏わりつく熱にうかされ
必死に手を伸ばせば
遠く離れた君に届きそうな気がした
白闇降りて刹那
繰り返される笑顔...夏詠み
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「入部テストをするわよ!」
その言葉で、俺は雨の降りしきる校庭と、真っ白なキャンバスとを交互ににらみ合っていた。
高校二年になって初めて絵画などと言う、芸術性溢れる知的な文化に触れ合った俺には難しい課題だった。
なぜ、六月の今頃になって入部テストなど受けているのかと言うと、この美術部の部長にし...雨色パレット