火沙良木　凪

千の星に願い事をかけて
今日も瞼を閉じて夢に落ちる
なりたいものや、やりたいことばかり
独りぼっちの部屋に呟く
散々な机に
ノートとペンを投げ
時には真っ白な壁にあたり
次の日には何もかも忘れている
ありきたりな日常を繰り返すばかり
何か楽しい事をしないか...

0：34
錆びた車輪　背中に君の影
囁いた　言葉は風の中
掻き消えてく
0：56
絶え間なく続いた
糸をつなぐ日々を
一欠片の　ガラスが切る
霞む両目　「もう戻れないよ」
静かにペダルを踏む...

0:03
誰かの目に触れぬように
曇り空に傘を描いて
指先の水をぬぐう
そんなrainy day
0:56
喧騒の中、騒ぐ雨に目隠しをされるように
聞こえない声。
ここからの距離、ミリも違(たが)わないのに
こぼれていく滴と消えてく愛証(あいしょう)...

白い息の中
夜の帳が幕を下ろす
かじかんだ両手をこすりながら見上げた
空には ah ah
きらびやかな装飾で
頭上を埋めてるstarry night
「When you wish upon a star.」
願いごとはなんですか？
ほら、君だけじゃない
世界中で...

雨が視界を埋め尽くす
一人ぼっち、屋根の下
今、見上げたこの空が
静寂を継続させる
君が失くした忘れ物
まだ右手に残る
冷えていくぬくもりの中
役に立たない大きな傘
二人揃って、歩いた小道
笑いあった土砂降りの中...

もうなにも感じない
怠惰を潰す日常
余りある時間がすぐに溶けていく
これほど、空しいのは
モノクロの世界が色を持たないから
誰かの悪戯で、ピカソでも描いてと笑う
ここにいるよ、白黒な世界は見飽きたよ
思い出なんて棄てればいいのに...

0:12～0:32　イントロ
00:37～
やけどの乗った大きな翼
広げることなどままならない
声のする方目指しひきずる
小さな町はsilent hill
拾った硝酸、水に溶かし
泣いてわめいたビルの隙間
こぼれたナイフが降下する空
さげすんだ存在劣等...

見えない視界に叫び声響かせて
手探りで歩む、暗がりのレーンが
私の背中を今か今かと狙っては追いかける
こんな場所から逃げだすには
あとどれだけ走ればいい？
ロストした光は最初からなかったみたいだ
満たされない空腹に寂しいとか呟いて
天秤にかかるのはくだらないプライドだった
I　miss ME. I ...

何度目の目覚めか
繰り返す日々は言う
「何もかわらない。いつもの朝だよ」と
ささやく
街を歩くヒトゴミに紛れて
視界からフェードアウト
誰から？それすらわからないよ
サーチライト照らす
色のない空白の明りで
掴み取った一握の砂に...

かがやくネオン追いかけて
世界のすみ、真ん中で
歓声　鳴りやまぬこの場所で
なんども前向いて　う^た^う^の~
色のないワード~　二重螺旋の塔
駆け足で登り切るの　いま~か~ら~
緩やかに風が吹き抜ける
頬のしずくを^かすめとって^
明日へ助走をつけるため
今、その眼を開けて...

荒んだ世界
何もかもがモノクロで
機械と瓦礫が冷たく迎える
「どこに人がいるものか」と
小さく呟いて、それでも誰かを探すように
叫んでみた
すさぶ風の向こうの廃ビルの奥で誰かが私を見つめてた
視線が合えば、彼は逃げだした。。。
追いかけるにも脚は動かない
その場で座りこんでしまった...