雛菊

A
あの部屋で響いた音や気配を
きっときっと、××××たのに
B
もしも、そのまま変わらず
止まっていたなら
きっと、君が僕がただ
何かを間違え間違い続けたから
S
真っ黒に染まって染まって痛くて...

おとぎ話の王子様
優しくて一途で
どんな時もお姫様を
守り続けていた
Ａ
赤いリンゴに混ざる劇薬
気付いていても食べてしまう
だってだって信じるよ、でもね
いつだって花はいない
Ｂ...

Ａ
ほらほら、私の声を聞いて
目を見て、そう真っ直ぐに
そしたら頭の中いっぱい
愛で満たしてあげる！
Ｂ
ねぇ、私のこと好きかな？
好きだよねっ？？
好きじゃないなら…
あなたの頭の中身、変えてア・ゲ・ル...

Ａ
「要らない」そんな一言を
君は簡単に吐き出すんだ
「大好き」そんな一言じゃ
きっと伝わらない
Ｂ
叫んで求めて泣き疲れて
頭痛を覚えて蹲って
それでも何度も君を思う
傷だらけのこの体で...

君が溢した涙は
まるで真珠のようで
僕は拾うことすら出来なかった
Ａ
ずっとずっと 渡したくて
いつしか手に 抱えた宝石
どうかどうか 受け取ってよ
「君のことを 彩れる筈だから」と
Ｂ
そんな言葉も共に...

Ａ
傷を恐れて世界を閉ざした
扉の鍵は外に捨ててきた
この迷路は攻略不可能
鍵の行方は誰も知らない
Ｂ
目を瞑って耳を塞いで
外の気配を消した
Ｓ
開かれることない扉の先で...

Ａ
君に問いたい　本音とは何？
僕にはそれが　刃に見えた
『これは傷付け　壊すものだね』
僕の心は　刃をしまった
Ｂ
傷つくことも　傷つけるのも
避けてばかり…
Ｓ
何故言わなかった　大切だったのに...

Ａ
君を見るたび
抑えきれないくらい
何かが弾ける
この衝動の名前は
まだわからない
いやわかりたくないよ
今のこの気持ち
証明出来る日まで
Ｂ...

Ｓ
愛してるって言いたくて
愛してよって請いたくて
言わなくて言わなくて言わなくて言えなくて
苦しくて凍ってしまうの
寒くて痛い、雪の中
君の温度が恋しくて
震える体を溶かしてよ…
Ａ
夏休みに君が笑顔で言った...

Ａ
一歩近づき　一歩離れて
一進一退　もどかしい距離
たったひとつの　君の心は
私の物では　無いことも知っているけれど
Ｂ
それでも　君じゃなきゃ駄目で
一瞬　でも近付きたい
それだけ　君じゃなきゃ駄目で
一瞬　では足りなくて…...

Ａ
優しくて　可愛くて
ちょっと　抜けていて
失敗を　恐れずに
頑張る　君のことが、気になって
いつの日か　近づいて
心に　触れちゃって
「愛してる」　とか言って…
妄想　したりしてる僕がいた
Ｂ...

Ａ
君が気紛れで　誘ってくれた買い物
それでも僕は　嬉しかった
だけども素直に　なんかなれない嘘吐き
「いきなり何さ」　喧嘩腰で
あの日お揃いの　ストラップを付けたよね
無理矢理僕が　渡したやつ
今でも大事に　している僕は臆病
「大嫌いだよ」　本当は逆
Ｓ...

【Ａ】
視界がぼやけて　気が付いた
『私は　もうすぐ消える』
不思議と怖くは　ないけれど
思いが　流れて落ちる
『嗚呼もう　会えないんだね』
【Ｂ】
ずっと　望んでいた
君に　愛されること
だから　苦しかった...

[Ａ]
執着　告白　幸せ　別れ。
『感情　棄てたら　苦しく　無くなる』
いつもの　馬鹿げた　誘いに　乗った。
途端に　世界が　色褪せた
[Ｂ]
黒い花瓶　茶色の花
なにも感じない
黒い涙　茶色の空
なにも感じない　何故泣いてるの？...

[サビ]
隠している君の夢と
確かにある僕の夢は
きっとずっと同じなのに
なんで叶わないの
[Ａ]
生きる目的の無かった僕に
君は光を与えてくれた
僕は喜んで飛び付いたんだ
それは美しく魅力的だったから...

アリバイガール　アリバイガール　嘘吐き少女は自分も騙す
[Ａ]
『頑張って』　応援することで
だんだんと　苦しく切なく追い詰められていく
でも『ありがとう』　その一言だけで
舞い上がる　心の中嬉しさで溢れて昇る
[Ｂ]
繰り返し繰り返し
壊れては　直されていく
私は嘘で固まって...