思いついた詩をちょこちょこ書いています。 転載・使用などご自由にどうぞー。
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ワタクシこういう者です。
怪しい者ではありません。
差し出さしたのは葉っぱの名刺
大きな文字で堂々と誇らしげ
その名もミスターチェリーブロッサム
手のひらサイズの彼 立派な仕立ての燕尾服
裾をつまんで シルクハットは胸の前
わたしに向かって深々お辞儀
お初にお目にかかります
折り入ってお話があるので...ミスター・チェリーブロッサムの鬼ごっこ
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ひらり 風に乗って落ちてゆく
ふわり 手のひらで舞い踊って
あの時 なぜ気づけなかった
このあたたかい気持ち今も
凍りついた 心に残っている
キミが笑顔に 隠した言葉は 今ならわかる
そのぬくもりが 優しすぎて目を伏せた
雪のように 華のように 儚く永遠(とわ)に白く
未完成な 恋心(こころ) いつ...未完成な恋心
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鏡の中本当の自分を探して
冷たい鏡面 触れた手のひら 微かな温もり
写し出す心 見つめ合う視線 伝わる感情
瞳閉じて 耳を澄ませば
聞こえてくる懐かしい声
鏡の中 見つけた軌跡
永遠に約束された絆
境界線 声だけが届く 僕らの世界
放物線 声だけで繋ぐ 二人の世界...鏡会わせ
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不公平な恋愛方程式
どうしてワタシだけキミでいっぱい
もう気づいてるよね?
ワタシのホントの気持ち
キミだけにあげたい宝物
頭のなかキミであふれてる
お願い早く気づいて
素直なワタシを早く見つけて
素直じゃないワタシ
キミから聞かせて...不公平はキライなの
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全て消えてしまえばいいのに
何も亡くなってしまえばいいのに
果てしなく続く 苦しみの海を越えて
たどり着いた場所 広がるは砂ばかり
吹きすさぶ風は 乾いた頬を嬲り
巻き上げられた砂塵は 姿を消し去る
このまま朽ちてしまえばいい
このまま枯れてしまえばいい
足跡だけが延々と
どこまでも続いてく...裁きの華