作品一覧
その他
オンガク
悲しい夢を見たと告げた 僕の髪を 優しく撫でる 耳の奥でひび割れた旋律に 付ける名前を その度探した 「夢は話せば嘘になるから」と 微笑む言葉が嘘だったね 君に促されて頁を捲る 微睡みが連れてきた白昼夢 百合の花が似合う君へと 贈る唄を放り沈めた...
白昼夢
おはよう お日様も寝ぼけ眼擦って 僕らに優しい熱をくれる 「キミってフツーじゃないよね」なんて 中々 褒め言葉に聞こえないね あのさ 地味に傷付いてみたって 伝わらないことのほうが多い それなら 怒ったり 泣いたり 此処ではしようよ どれだけの時間を遡ればいいのか そんな難しい計算はしなくても 僕ら...
la familiar