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求め 走る 先が見えない
つまづく事を忘れた一瞬で転げ落ち
さっきまで僕が走っていた道にはもう戻れないと知る
遠くへ行かないで 涙で前が見えなくなってきた
愛おしく想うほど離れていくんだ
僕は不器用で
抱き寄せようと伸ばした手でどんどん君に嫌われてしまう
力が入らない
胸の奥から何かが僕の笑顔...境界
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何かが無いとダメみたい
心にくる何かが無いと
自分から手を伸ばすまではいかない
触れないように
自分の心に触れないように
うわべで話して、笑って、距離は変わらない
変わっていない
笑う人には心惹かれ
笑み無き人には目を止めない
気づかぬ内に染みついた仕草のように 自然と何の問題もなく去っていく...(non title)
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なんだろう
魅力を感じているけれど
それに勝る客観的魅力になぜ
傾いてしまうのだろうか?
人の目を気にしすぎて
本当に自分が欲するものさえも
歪めて否定してしまう
だからだろうか
本当に幸せを感じたことは
自分を貫き通したものにだけ...(non title)
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空
目の前の人達だけが白く聳える
すぐ後ろで流されてゆく少しの黒を気にしながら
地で踊りだす水玉模様に映る世界に不思議を広げよう
少しずつ明るくなる
全ての者たちが黄金色にかわっていく
無数の世界
踊る世界は消えていく
響く風の音を聴いて、青に住む人々が
手を振るように海へ渡り始めた...優.
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薄空
白雲
降り始めた涙
今、地に堕ちる時
その輝きを知った
輝きが雫へと変わりこの手に堕ちた時
初めて雫の重みに触れた
過ぎ行く時間の果てに
手を振る貴方は誰?
今、離れていく手の中に...優