ほのづきさん

ちょっとずつでも曲作りができたら幸せです。

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イチオシ作品

2089年

「おはよう、今朝の君は体温35℃......」 空の幾何学たちが六時を告げる 「おはよう、今朝の君は......」 五度目のメッセージに 「今日も息します」のスタンプを押した 朝霧の向こうに透き通る角膜の凧 痛いほどの眼差しが僕らを見守ってる <center> 二回目の文明はどこまで飛べるかな この街は不可能に優しすぎて 偏菱形の希望と非可算の白鳩 空見送った春、青いサイレンが鳴る  <left> 昔の人が運命託した空 理想郷になったように優しく残酷だ 光仕掛けの凧とプロレタリアート 天【そら】と土を見張る青いサイレンが鳴る <right> 僕たちの運命は凧が糸握ったまま この街は過剰に優しく残酷だ 子ども駆ける路【みち】に残されてる爪痕 始業を告げる青いサイレンが鳴る 午後の空気に憩うかつてのマルチチュード だれも指の先で笑いあう世界 伸び広がる街を包み込む全知のヴェール いったい僕は何処だろう 痛みも苦しみもない <center> 透明なコーヒーに一匙の自由を この街は笑顔が明るすぎて 果てしの無い日常をしのがせる劇場 喜劇の始まり、青いサイレンが鳴る <left> 東の風が通り抜けるスクリーン 壁までも透き通った明るい監獄だ 光仕掛けのオブスキュラの幻像 さぁ笑えとばかり青いサイレンが鳴る <right> 顔のような容器に貼り付いてる微笑み  全てが似通った明るい監獄だ 行き場のない感情を抱き寄せるコメディショー 泣きたいほどに青いサイレンが鳴る ずっと割られたままのジョハリの第四の窓 その欠片を握り締め、僕らは痛みを知る <center> 僕たちの二回目の文明はどこまで飛べたかな この街は不可能に優しすぎて 革命前の余興だ 服従の恩寵をブーツで蹴った春、赤いサイレンが鳴る <left> 昔の人が運命託した空 理想郷であったように優しく惨酷だ 光仕掛けの凧が気づく変調 天【そら】と土を見張る赤いサイレンが鳴る <right> バラバラのピースが動き始める合図 この街は過剰に優しく惨酷だ ほんの些細な事件、空に投げたシトラス 離反者に春、赤いサイレンが鳴る 100年前のある日、壁を崩したように 「明日も息します」のスタンプを消した ※【】はルビです。

拙作(http://www.nicovideo.jp/watch/sm28736633)の歌詞です。
投稿日時 : 2016/05/04 09:28
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