金色の鎧まとい 奔れ
ただ凩が隙をぬい 肌を裂いても
君知るや 融点の花
その手にするまで奔れ 奔れ


世界は鬩ぐ千の宵
瞼に廻る万の闇
数えあかぼし飽くる日の
あわいさざめく小夜時雨

互い違いの合言葉
二段飛ばしの空簾越し
黒か白かと物問われ
微笑む者は抱かれた

このたそがれは誰のもの
よすがを捨てた彼のもの
一寸先の暗がりに
堕ちる 呑まれる 灰となる

石蝋の翼背負い 翔れ
ただ朝焼けに焦がされて 塵と果てても
君知るや 悠遠の宙
その目にするまで翔れ 翔れ


世界は責めた千の世に
まほら瞬く万の余を
白は黒だと塗り替えて
あらがう者は屠られた

このかわたれは彼がため
茜にとけし誰がため
さばえ かの日の夢の実よ
堕ちて拉がれ糧となれ

石英の欠片こぼし 叫べ
ただ衝動が胸をつき 喉を灼いても
君知るや 有天の丘
孤高の峯で叫べ 叫べ


生き永らふと決めた時 君の眼は啓かれた
か細き糸は離すまじ それが征野の標となる


金色の鎧まとい 奔れ
ただ凩が隙をぬい 肌を裂いても
君知るや 融点の花
その手にするまで奔れ
奔れ

--------キ---------リ-----(かな)-----ト---------リ--------


【S】
こんじきのよろい まとい はしれ
ただこがらしが すきをぬい はだをさいても
きみしるや ゆうてんのはな
そのてにするまで はしれ はしれ


【A】
せかいはせめぐ せんのよい
まぶたにまわる まんのやみ
かぞえあかぼし あくるひの
あわいさざめく さよしぐれ

【A'】
たがいちがいの あいことば
にだんとばしの からすごし
くろかしろかと ものとわれ
ほほえむものは いだかれた

【B】
このたそがれは だれのもの
よすがをすてた かれのもの
いっすんさきの くらがりに
おちるのまれる はいとなる

【S】
せきろうのつばさ せおい かけれ
ただあさやけに こがされて ちりとはてても
きみしるや ゆうえんのそら
そのめにするまで かけれ かけれ


【A】
せかいはせめた せんのよに
まほらまたたく まんのよを
しろはくろだと ぬりかえて
あらがうものは ほふられた

【B】
このかわたれは かれがため
あかねにとけし だれがため
さばえかのひの ゆめのみよ
おちてひしがれ かてとなれ

【S】
せきえいのかけら こぼし さけべ
ただしょうどうが むねをつき のどをやいても
きみしるや ゆうてんのおか
ここうのみねで さけべ さけべ


【C】
いきながらうときめたとき きみのまなこはひらかれた
かぼそきいとははなすまじ それがせいやのしるべとなる


【S】
こんじきのよろい まとい はしれ
ただこがらしが すきをぬい はだをさいても
きみしるや ゆうてんのはな
そのてにするまで はしれ はしれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

闘えし者

闘えし者よ、負けてもいい。

強く在れ。

閲覧数:184

投稿日:2012/01/30 16:03:28

文字数:1,200文字

カテゴリ:歌詞

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