夢を見たの
あたたかい光が降り注ぐ 優しい夢
けれど 夢の終わりはいつも
闇の中に落ちていく

落ちていく
足元の地面が崩れて
深い深い
真っ暗な世界に


目が覚めて
何事も無かったかのように日常を繰り返す
退屈で平凡
ただ淡々と一人

すれ違う人達は私という存在を認識しない
日常のほんの一部でしかない

それが当たり前
透明人間にでもなったかのような感覚に慣れていた
誰かと接していたとしても
私という存在としては認識されてない

モノクロの世界が無機質に動く
私を置いて
忘れ去られた存在に意味はあるの?
そんな問いかけにすら
誰も答えない


変わらぬ日常
今日もまた夢を見る
同じ夢、繰り返される落ちる夢

ため息一つ吐いたところで何も無い
忘れられた存在が何をしたところで変わらない

ふいに目が合う
こっちを見ているのは 知らない誰か
無視をすればいいのに それから目が離せない
何故?何故?

『キミも一人?』
目を見開く
視線の先、その誰かだけが
モノクロの世界で唯一色づいた

色づいたものが怖くて
逃げて逃げて逃げて
目を閉じる、耳を塞ぐ
全てを拒絶した

けれど離れなくて
忘れられなくて
あの色が恋しくなった


いつもの夢
また今日も落ちていく
深い深い闇の中へ

“一人じゃないよ”

あたたかい光の中へと引かれていく
視線の先には
求めてた色があった


世界はひどく無機質で
孤独ばかり
それでも人は求める
あたたかなものを

私もまた手を伸ばして求めた
あたたかなものを
あたたかな色を

足りなかったのは ちっぽけな勇気
無機質なモノクロ世界が鮮やかに色づいた

キミという色で
私のモノクロ世界は染まったんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

My world Your color

一人だと思っていたとしても
ちょっとの勇気があれば、一人じゃなくなる

そんなイメージ

閲覧数:29

投稿日:2017/07/19 00:59:34

文字数:725文字

カテゴリ:歌詞

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