ーA-

この狭い世界 僕はいつも思う
友達も家族もいない生活
もう慣れてしまった
他の子を見てるといいなって
涙を流すのはもう慣れっこ

ーB-
この 屋上から見える景色は
人がたくさん住んでると思う
その中で 一人だけでいいから
僕のお話を聞いてくれる人もいない
から泣きたくなるよ

ーC-
こんな僕にも 入院生活が
長くなるたび 遅れていくよ
みんなが勉強してる間
薬と戦ってるんだと分かってほしいわけじゃないんだよ
ただ 友達と手紙のやりとりしたかっただけ

ーA-
おいていかないで
みんなに おいつけるように
努力はしている
分かるように 毎日
勉強してるときだけが僕に
生きる勇気をくれるんだ
わからないことは調べるんだ

ーB-
これで 僕はもう
いないことにね
だって 話していたんだこのあいだ
「もうすぐ とまるらしい」
なんて小さい僕の心は 砕けたけど
泣く暇ないから 笑顔でいつづけていよう

ーC-
ここまで来て 僕は
細くなり続ける けどね
生活に 不満なんてないよ
だって みんな優しくて素敵な人ばかりだから
幸せでした

もうすぐ 終わる時がくるときまで

終わりを告げる病院で 目を閉じた





ライセンス

  • 非営利目的に限ります

少年のお話

こんなにも頑張っても報われない
けど 生きてる事の喜び
知ったらいいかなと思いました

閲覧数:163

投稿日:2013/03/20 14:21:33

文字数:518文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました