桜の花が舞い落ちるように
心に思いが降り積もってく

名も知らぬ君思い出しては
文を待つだけの自分うたてし{情けない}

障子に映る影
眺めて日は暮れ
夜(よる)になれとも
待ち人は来ず

ゆかしかり{会いたい}日よ
ゆらゆら行燈(あんどん)灯す火よ
伏せた瞳から
流れぬように
はしたなし{恥ずかしい}余よ
独りの侘びし長し夜(よ)よ
空(くう)を掴む腕
唇かみ締めた


雪が空から舞い落ちるように
心に思いが降り積もってく

あれから幾度の月日が過ぎて
隙間の桜どこかずちなげ{切なげ}で

初めて会った日を
まだ覚えています
雨がよく降る
夜(よる)深きこと

ゆかしかり日よ
ゆらゆら行燈灯す火よ
伏せた瞳から
流れぬように
はしたなし余よ
独りの侘びし長し夜よ
空を掴む腕
唇かみ締めた

人目盗み 外を歩く 雨を避けて
和傘をさし あなたを見た 恥ずかしくて
顔を隠し 動けなくて

瞳が揺れる
ゆらゆら熱にほだされて
君の触れた頬
朱に染まってく
儚げな君
離れる手がもどかしくて
夢のような夜(よ)の
あの日の記憶

ゆかしかり日よ
ゆらゆら行燈灯す火よ
伏せた瞳から
流れぬように
はしたなし余よ
独りの侘びし長し夜よ
空を掴む腕
唇かみ締める

ひとり

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

恋ひ唄(応募)

()は読み方{}は意味です。
ネイル様の(http://piapro.jp/t/C2Od)曲に歌詞応募させていただきました。
和風ロック!!私ラララがないと中々歌詞書けないんですが、メロディーがはっきりしていてとても書きやすかったです!

さてさて平安時代のイメージで書きました。
色々調べてみるとこの頃の貴族女性は部屋に閉じ込められていたようで、太陽の下に出れたのは10歳までだったとか…。

初めての挑戦、古語も取り入れ、そしてハッピーエンドではないです。
相手の男性の方が身分が低くてお互いに好きになってしまったけど結ばれることはできないだろうと思って儚げな顔をしています。
結局この男性は「私」の元には来ないんですねー。

閲覧数:232

投稿日:2013/03/11 22:03:38

文字数:537文字

カテゴリ:歌詞

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