本物はどこにでもいます
偽物のふりをしているだけです


ひらひら飛んでいた
ひとつづつの末
嫌々うまれてた
ひとりひとり生き晒し

ぐらぐら揺れてた
誰かの心絵
様々みえていた
氾濫する読経のよう

頽れ　昨日
今日がゆるやかに終わる
明日にはまた何か無意味の意識

異時になろうとも
どうせ同じことだから
おかしくなるだけなればいい


気狂いふわふわりら
そのまんまで十分です

共に
恨無しきらぎらりら
皆と同じでいいんでしょ？

謳え
気持ち悪くなったっていい
叫べば気持ち伝わるんでしょ？

其 則ち
誰かの偽物のまた偽物


きらきら光るのは
朽ちた夢芥
いやいやそれこそが
誰か残した足跡

くらくら頭痛い
どこかのへんなひと
様々うまれては
どこかに隠れてしまう


たしかに見たはずだ
あの翳をまとう子たちを
今はどこに隠れているのか

たしかに聞いたはずだ
嗄れた歌声を

本当は近くにいるんだよ
気づかない？



未来の精神異常者
よくわかんなくなって嗚咽

ぐちゃぐちゃの日常
後がないことも知らない

厭生の果てに見つけたのが
ぐらぐらボロいつり橋でした

其 則ち
何かの真似事で地球が回る



昔はよかったとか明日も言うんでしょ
どうせ変化に気づけないまま

ぐしゃぐしゃの愚者さん
生きることは最高でしょ？

偽物だらけの世界へようこそ


奇印ゆらゆらりら
自分だけみてればいい

共に
裏の裏うらうらりら
なんでもいいんじゃないの？

謳え
気が狂うほど楽しげに
踊り踊れや月夜に

おかしいな
世界が変なの？
それとも


目覚めはどうですか
世界が変わって見えたなら
それが一歩目なんじゃないの？

それが正しいかどうかは
知らない