手のひら確かに触れてる気持ち
形にして切手を貼った


あたたかい時間は過ぎて 新しいつめたい香り
大事にしまった気持ちさえも色あせていった

「ずっといつまでも」なんて 何気なく形にしていた
遠い願いだけずっと残って

何度も何度も聞こえた声は
誰かに似た優しい声で
言葉が言葉が痛くて
重ならない気持ちをただなぞった


透き通る夕焼けの色 あのときの私の心
「嬉しい」「かなしい」何もかもは本当のことで

駆け抜けた鮮やかさは 今はどこで笑っているの?
置き去りにされた熱が冷えてく

信じて笑って描いたものも
都合のいい夢に思えた
言葉が言葉が嘘なら
ほんの少しだけ苦いだけだったのに


なぞった便せんの見慣れた文字も薄くなって
古びて染みついたこんな私の気持ちみたい


何度も何度も思い出す日々
繰り返せば忘れてくのに
言葉が言葉が今でも 私の心で息をしてるんだ

何度も何度も何度も 何度も何度もずっと
私のいつかの言葉は その色を変えて今私を照らす




☆ひらがなver

てのひらたしかにふれてるきもち
かたちにしてきってをはった


あたたかいじかんはすぎて あたらしいつめたいかおり
だいじにしまったきもちさえもいろあせていった

「ずっといつまでも」なんて なにげなくかたちにしていた
とおいねがいだけずっとのこって

なんどもなんどもきこえたこえは
だれかににたやさしいこえで
ことばがことばがいたくて
かさならないきもちをただなぞった


すきとおるゆうやけのいろ あのときのわたしのこころ
「うれしい」「かなしい」なにもかもはほんとうのことで

かけぬけたあざやかさは いまはどこでわらっているの?
おきざりにされたねつがひえてく

しんじてわらってえがいたものも
つごうのいいゆめにおもえた
ことばがことばがうそなら
ほんのすこしだけにがいだけだったのに


なぞったびんせんのみなれたもじもうすくなって
ふるびてしみついたこんなわたしのきもちみたい


なんどもなんどもおもいだすひび
くりかえせばわすれてくのに
ことばがことばがいまでも わたしのこころでいきをしてるんだ

なんどもなんどもなんども なんどもなんどもずっと
わたしのいつかのことばは そのいろをかえていまわたしをてらす

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

消えない色の手紙


七音 遥さんの楽曲の歌詞募集に応募させていただきます。→http://piapro.jp/t/4v2r


昔の自分が書いたものを読むと、所々感覚を理解できなくて、
何この恥ずかしいやつとか思ったりしますが、
そのとき楽しかった自分のありのままの言葉を理解できなくなってしまうのは、
かなしいしさびしいし、変だなあと思います。自分のことなのに、他人事みたいに思えて。

閲覧数:182

投稿日:2013/03/03 04:13:21

文字数:966文字

カテゴリ:歌詞

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