(1A)
後悔など
何一つない
喜びも痛みも
すぐそばで
分かち合える
人がいたから
短い人生が
輝いてた
(1B)
何度も何度も
見つめあい
何度も何度も
抱き合った
その全てが
愛おしくて
(1S)
今蛍火が
川辺を包んで
この体が
ゆっくり
光へ滲み出す
色鮮やかな
灯籠を流す
あなたを見て
涙が
一筋流れた
透けてる両手で
あなたを抱いたのは
真夏の幻
(2A)
青い空に
ふわり浮かんで
遠くからあなたを
眺めてた
咲き誇った
ひまわりのような
笑顔を見るだけで
嬉しくなる
(2B)
どんなにどんなに
願っても
どんなにどんなに
祈っても
時間だけは
戻せないけど
(2S)
ただ蛍火が
燈った間は
どうかそばで
あなたを
感じさせて欲しい
たとえ刹那に
季節が過ぎても
永遠にも
負けない
優しい温もり
届かぬ言葉で
愛を伝えたのは
真夏の幻
(C)
愛し人に
幸せあれ
(3S)
いつかあなたが
永久の眠りへと
着いたならば
必ず
私を見つけてね
また寄り添って
新たな世界で
二人だけの
記憶を
紡いでいきたい
果てない時間も
待ち続けてみせる
だからせめて
その時まで
ただ蛍火が
燈る季節には
光となり
あなたの
元へと帰らせて
夜空を満たす
星の煌きと
同じくらい
景色を
輝かせるから
光と一緒に
薄れてく私は
真夏の幻
また次の夏にね
~かな詞~
(1A)
こうかいなど
なにひとつない
よろこびもいたみも
すぐそばで
わかちあえる
ひとがいたから
みじかいじんせいが
かがやいてた
(1B)
なんどもなんども
みつめあい
なんどもなんども
だきあった
そのすべてが
いとおしくて
(1S)
いまほたるびが
かわべをつつんで
このからだが
ゆっくり
ひかりへにじみだす
いろあざやかな
とうろうをながす
あなたをみて
なみだが
ひとすじながれた
すけてるりょうてで
あなたをだいたのは
まなつのまぼろし
(2A)
あおいそらに
ふわりうかんで
とおくからあなたを
ながめてた
さきほこった
ひまわりの(よう)な
えがおをみるだけで
うれしくなる
(2B)
どんなにどんなに
ねがっても
どんなにどんなに
いのっても
じかんだけは
もどせ(ない)けど
(2S)
ただほたるびが
ともったあいだは
どうかそばで
あなたを
かんじさせてほしい
たとえせつなに
きせつがすぎても
えいえんにも
まけない
やさしいぬくもり
とどかぬことばで
あいをつたえたのは
まなつのまぼろし
(C)
いとしひとに
しあわせあれ
(3S)
いつかあなたが
とわのねむりへと
ついたならば
かならず
わたしをみつけてね
またよりそって
あらたなせかいで
ふたりだけの
きおくを
つむいでいきたい
はてないじかんも
まちつづけてみせる
だからせめて
そのときまで
ただほたるびが
ともるきせつには
ひかりとなり
あなたの
もとへとかえらせて
よぞらをみたす
ほしのきらめきと
おなじくらい
けしきを
かがやかせるから
ひかりといっしょに
うすれてくわたしは
まなつのまぼろし
またつぎのなつにね
【蛍火に浮かぶ真夏の幻】作曲:飛翔さん ~曲にして頂いた歌詞~
飛翔さんの歌詞募集に
応募させて頂きました。
http://piapro.jp/t/fiP6
「夏」「じんわり泣ける」というテーマで
書き上げました。
時期はお盆、死者の魂が帰ってくる季節。
短い人生を終えた少女が、
愛しい彼のもとへ、ひと時の間、戻ってくる。
蛍火が燈るこの季節だけは
奇跡が起こる。
彼のほうも灯篭を流して、彼女を思う。
そんな切なくて、純粋で、綺麗な情景を
描いてみました。
※かな詞の( )部分は1音に2文字入れて頂きたい部分です。
コメント3
関連動画1
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想
なんくい
使わせてもらいました
「なんくいらぢお」第5回で取り上げさせていただきました。
http://nannkui-radio.seesaa.net/article/404709294.html
詞について言及できずにすみません。
2014/09/01 18:18:14
なんくい
ご意見・ご感想
すみません。リンクを忘れました。
http://nannkui-radio.seesaa.net/
2014/08/02 17:03:36
なんくい
その他
はじめまして。なんくいと申します。
「なんくいらぢお」というpiaproの楽曲を紹介するPodcastをやってます。
その第5回でこの「蛍火に浮かぶ真夏の幻」を取り上げさせていただきたいと思います。
配信は9月の頭を予定しています。
よろしくお願いします。
2014/08/02 17:02:54