貴方を殺す

それが私のつとめで

それが世界のためなのに

私にはそれが出来なかった

【まっていたよ、君を】

そういって笑う貴方は凄くきれいで

剣を振り上げることが出来なかった

私は貴方を倒すためにいるのに………

【私を倒して皆をすくえ】

そういう貴方からは殺気など微塵もかんじられなくて
ただ少し寂しさを顔に滲ませていた

でも、この世界では貴方は生きてちゃいけないの

生きているだけで世界は滅ぶの

【覚悟はしていたよ】
笑顔で貴方は言うけれど

私には無理だよ

貴方を殺すことはできない

そんなに寂しげに微笑むあなたを殺しはしない

私は貴方を殺さない

私は貴方を全力で守る

かつての【私】、貴方を倒しにくる【勇者】共から

だから側で笑っていて、この世界が滅ぶまで

私の【魔王】さん

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この世界の滅ぶまで

ミイラとりがミイラになった物語

閲覧数:105

投稿日:2011/06/23 18:07:36

文字数:359文字

カテゴリ:歌詞

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